数値のわからない経営者を相手にするな
コンサルタントからの質問
「一生懸命フォローして会社の状況を立て直したのですが
価値を認めてもらうこともできませんし、当たり前に思われてしまっています。
どうしたら良いでしょうか」
これは非常に苦しくなってしまうご相談です。
コンサルタントとして
状況の苦しいクライアントを救うケース。
クライアントは必死です。
支払いができるクライアントを選ぶのはもちろん大切ですが
今キャッシュが乏しく、しかし立て直すことができれば
順調に軌道に乗ると判断できる場合にはフォローすることもあるでしょう。
売上の20%など、成果報酬をいただくというお約束で
フォローをスタートすることが望ましいです。
クライアントはとにかく厳しい状況であれば
本当に毎日地獄のような精神状態でいることがほとんど。
その時に契約内容などの話にもなりづらいですし
とにかくどうにかしなければと精神状態も荒れています。
そんな状況下では
コンサルタントとして
数値で見える成果を求められます。
そして多くの経営者は
売上の数値だけを見ているケースがほとんど。
しっかりと売上を立てる施策をお伝えし
経費を抑える施策を提示。
成果を出すことがまず行うこと。
会社を復調させる施策、長期的戦略を同時にお伝えしながら
階段を一歩一歩伴奏しましょう。
しかし、苦しい時にはすがるように寄ってきたのが
ある時期を越え成果が出始め、精神的にも安定してくると
何をしてもらったのかすっかり忘れられているケースが発生します。
コンサルタントであるあなたも必至の思いで尽力しましたが
相手にしていた経営者さんが自分でなんとかしたと思われてしまいます。
だから
何をしてもらったのか
価値が認められなくなってしまい
お金を払わない
という態度を取られてしまいます。
だから、
そんな人は相手にしてはいけません。
握手で仕事ができる関係が理想ですが
契約書がないからなどと理由をつけられてしまい
使い倒されるだけ使い倒されてしまいます。
とても疲れてしまいます。
数値を見ている経営者。
価値を感じてくれる経営者。
人と人とのつながりや恩を大切にしてくれる経営者。
ライフタイムバリュー
KPI
これらをしっかりと見ている経営者と
一緒に仕事をしましょう。
価値を認めてもらえず
お金を払ってもらえないどころか
理不尽な文句まで言われてしまう要因となります。
付き合う相手を慎重に選び
クライアントと良い関係を築きましょう。