島木赤彦を学ぶ
2019.06.19 14:37

今晩のお勉強📝
現代歌人協会主催の公開講座「ザ・巨匠の添削」第3回は島木赤彦について。
講師は「未来」「NHK短歌」選者で高校教師でもあるという大辻隆弘先生。
島木赤彦は、天才歌人というわけではなかったが、アララギ派短歌の作歌方法やメソッドを確立し、実践的に示し広めた人として、その役割は大きいのだそう。
彼のメソッドをしっかりと抑えれば、どんな凡人でも68点程度の歌はできるようになるとのこと😮
68点という微妙な点数の出し方は、さすが現役の高校の先生というところでしょうか。
島木赤彦の添削の特徴を20首ほどの歌を例に取りながら、次の8つにまとめられた。
1 素朴・単純・真面目への志向
2 語順への顧慮 主語転換を少なくする
3 語順への顧慮 叙述関係を緊密にする
4 「小主観」や「言い過ぎ」の排除
5 作者像の立ち位置を明確にする
6 作者の感覚主体を単一にする
7 時間を短く区切る
8 調べの流動性、緊張感を求める

なるほど〜と思った。
しかし、こんなことを考えながらでは、とても詩や短歌は詠めないなと思った。
詠むとき、書くときは自由に、
後から読み直し推敲する時の観点として、これらのポイントを意識していったらいいんだ😃 と思った。
コツコツ コツコツ。
帰り道、空には赤い月。
地には赤い星。