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逆のものさし講新聞 「後世への手紙」

「正義」元川

2019.06.19 21:00

現代は正義感が強い人が多い気がするのは何故だろうか。いや、正義感は昔から皆強かったのだが、それを発信する手段が格段に違うからか。


昔は、まず不正な事実を知る機会が限られた。新聞記者がスキャンダルを嗅ぎ付け、特ダネとして記事にする。もしくは週刊誌の記者も同様か。


ラジオというメディアからテレビに主役が移るにつれ、テレビ記者が活躍する。生の映像でよりリアルに不正を暴いていく。


その情報を視聴し、それに対し抗議する。そこで正義感が発揮される。


デモやストライキ、本人に抗議のための手紙や電話、そしてアポ無し訪問。


この抗議。何をするにしてもパワーがいるのではないか。自分に関わりがないことでも、正義のため、世の中のために立ち上がる。なかなか出来ることではないが、それでも抗議する人も多かったと思われる。


翻って現代は、まず情報はテレビはもちろん、インターネットやSNSなど受信しようと思えば、無限大に入手することが出来る。


そして抗議の行動は、デモも多少あるが、やはりSNS。手軽に、匿名で誹謗中傷出来る仕組みが出来上がっている。


不正をした人達が、物凄い勢いで非難されていく。不正をした人達が悪い訳だが、非難する人達は、不正をした人達とは無縁の場合が多い。あなた方には迷惑を掛けてはいないのに、公人であれば、記者会見を開き、謝罪する。誰に謝罪しているのか、分からいときもある。


昔なら、内々で解決していたものが、現代ではそうならない。内々で解決したがために、却って炎上することも多い。


悪いことが出来なくなってしまった世の中。周りの全てが監視対象であり、通報対象でもある。


良いことも悪いことも拡散するスピードが早い。しかも意図しない情報が独り歩きする場合も多い。


逆に、これは重要という情報はスルーされることも多い。


まさに僅差微差の世界。それが正義感。