痛みを訴えるからだ:60代・70代女性の介護と育児の両立
乃木坂/赤坂のリハビリ&リラクゼーション からだフィズです。
今日は少し違うテーマで、最近気になっていることを書いてみようと思います。
ときどきメディアでも取り上げられますが、子育てと介護を同時に行うことを「ダブルケア」と呼んでいるのだそうです。
平成28年の内閣府発表によると、ダブルケアに携わる人は全国で25万人(女性17万人、男性8万人)、現在はもう少し増えているのではないでしょうか。
ダブルケアにあたるケースの多くは、
・自分の子供の育児と親の介護・・・30代~40代の方
だそうですが、最近よく聞くのは、
・孫の育児と親の介護・・・60代~70代の方
というケースです。今回はこの2つ目のケースについて書いていきます。
一口に「育児」や「介護」といっても、中身は様々です。
もちろん家事もあれば保育園への送り迎えもあるし、身の回りの世話もあれば買い出しもあります。
お話を聞いていて、育児と介護の両方が重なると大変なことは特に、
・移動が多い・・・送り迎えや買い出し(学校で必要なもの、介護用の物を探すのは大変)、実家に様子を見に行く(介護施設に会いに行く)
・「動かせない時間」が多い・・・送り迎え、病院等の予約、デイサービスから帰ってくる時間には家にいなければならない、など
・自分の時間がない・・・単純に時間がない、急な呼び出し等に対応するため予定を入れられない
・目が離せない・・・危険なことをしないか常に見ているので精神的に疲れる など
体力的にももちろん大変ですし、時間がないから友達に愚痴を言うこともできないし、本当にイライラしてストレスが溜まってしまうこともあるそうです。
特に60代から70代の方で育児と介護を両立している方は、膝や腰、肩などからだのどこかに痛みを抱えていることも多いのですが、時間もないので自分のからだをケアすることができません。
「介護が少し落ち着いたので来れました!」
「今日は自分の時間が少し作れたので行きます!」
なんてお客様から伺うと、いらしてくださって嬉しい反面、どうにかしてサポートできないかなと思うのです。
からだフィズにいらっしゃる間は気を抜いていただいて、もちろん介護の相談にも乗りますし、よければ愚痴も聞きます!
時間が許すときは、痛いと訴えているからだの声に、耳を傾けてあげてください。
からだフィズも「子供を送ったあとの時間」や「親がデイサービスにいっている時間」など、すきま時間のからだのケアをサポートしていきますので、ふだん時間の調整が難しい方もご相談くださいね。