そのままの君で
2019.06.19 23:05
スタジオの敷地内に毎年 小さな花壇を設け花を植えています。
植えてから2~3週間ほどで地中から顔を出した芽。
面白いもので「お花は踏んだらかわいそうだから」と親が教えることもなく2~3歳にもなれば花を踏みつけるということはしません。
逆に何も植えていない敷地にはズカズカと侵入をしていきます。
キレイを作ることがキレイを保つことに繋がるように、荒らされていない環境は荒らしてはいけないと2~3歳児でも悟るようです。
そんな花壇に幾つかの足跡が・・・
少し悲しい気持ちになっていた日のこと。
「藤田さ~ん」という小学生の声がしました。
スタジオの外を見ると、小学2~3年生の女の子が。(なぜ私の名前を知っているの??)
「あのね、昨日、花壇の横を通ってたら、間違えて花壇を踏んじゃった子がいて・・・」と説明をしてくれたのです。
なんと親切な。
確かに、花壇のすぐ横にはコンクリートで作った塀があり、それはそれは、子供たちにとって格好の遊び場(バランス平均台)となっているため、バランスを崩し花壇に足がついてしまったのです。
怪我がなくて何よりです。
素直さ。
それは、受容と信頼と確信の中で出現する清らかで潔い精神。
「正直に真実を伝えても怒られない」という環境作りこそが、相手から正確な情報を得るために必要な条件であることを植物と子供たちから教わった昨日でした。
追記:
先日の幼稚園 講演会の様子が本日のMGプレスに掲載されました。
ぜひご覧ください。