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成冨史絵のゼンタングル®︎

絵を描く仕事の話

2019.06.20 12:36

本日は、東京都内の小学校にお声がけ頂いて、キャリア教育(子どもたちに職業の説明をする授業)に参加してきました。私はファッションデザイナーとして呼ばれたのですが、主に「テキスタイルデザイナー(布地の柄を描く仕事)」のお話しさせて頂きました。


1番盛り上がったのは、やはり原画を見る時ですね!普段はほぼ言われない「凄い上手!!」という言葉をいただき、とても嬉しかったです。

プロとなると「上手なのが当たり前」なので、実はなかなか言われないセリフなんですよね。

もっとまともな写真はなかったのか・・・という感じですが。こんな感じで、体育館で「ファッションデザイナーとは何か?!」をご説明しました。

爆笑してますね。


質疑応答の時間では、なかなか鋭い質問が飛び出しました。

「アイデアが思い浮かばない時はどうしますか?」

「良いデザインが思い浮かぶのは、どんな時か?」

「今までで一番の苦悩は?」

「お金で苦労したことはあるか?」

などなど!!


そして、1番印象に残っているのは、

「絵を上手に描くには、練習するんですか?」という質問。


私はあまり意識して『練習』はしませんが、やはり絵を描く仕事というのは、スポーツ選手なんかと一緒で、怠けて描かないでいると、確実に腕は落ちます。

描けば描くほど上達しますし、描くための筋肉や神経も発達すると思います。


絵を描く仕事で大切なのは、まず、頭にイメージを持つこと。

そのイメージを再現するために、利き手を自由自在に操る必要があります。それにはやはり、練習とか訓練は必要だと思います。

突然絵が上手く描けるようになる人はいませんからね!!

(構図や色使いのセンスは、生まれ持ったものがあるかもしれませんが、、、)


脳と手先が上手く繋がった後は、道具や画材の選び方、テクニックを学んで、さらにスキルアップしていくことも出来ます。


何より、楽しんで、毎日描くことです。

上手く描けない時は、何度も言いますが、ゆっくり、丁寧に描くことです。


絵を仕事にしない限り、締め切りはありませんから!!自分のペースで、ゆっくり、線を引くことを楽しんでみて下さいね。