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成長から結果を出すことが最大の恩送り

2019.06.21 11:42


2019年シーズン上期の中での重要レース「Penang eco 100 2019(105km/D+3470m)」数字だけ見たら、過去出場したレースの中では距離は100km超だけど、累積標高も高くなく、比較的難易度が低い、、、と昨年出るまでは思ってた。でも実際は、前半の遮るものの無い赤道直下の太陽の下で丸焼きになり、後半は急勾配の全く走れないジャングル中を「スコール・謎の生物登場・コースロスト」などの恐怖の中で戦う。同日開催される160kmのカテゴリでは過去最高でも完走率20%という超過酷なレース。

昨年は、23時間55分をかけて250人中31位でゴールをし、様々なものを得て、吸収。このレースが、ターニングポイントとなり、マインドセットが大きく変化し、昨シーズン後半から圧倒的量のインプットとそれをアプトプットして形式知化。それを生かして練習の質を向上、2019年の序盤の好調を生み出せました。


◯2019年のPenang eco 100と成長の恩送り


昨年は31位のレースで「2019年のPenang eco は5位以内で入賞します」。厳密なタイムテーブルは以下の通り。入賞宣言の理由はシンプルで、区間編成して見た時に今までの実績値を当てはめると「のぞみタイム」と「ひかりタイム」の間(18時間30分)くらいで、昨年度のリザルトだと5位くらい。(今回は東海道新幹線で表現してみました。笑)



昨年度、このレースでトレイルに対しポジティブに思考の変化のお礼の気持ちで、2019年シーズンを考え始めた時「ペナンで成長した姿のピークを持ってくる」ということをまず考えました。その過程の練習や試合で、数多くの実験を繰り返し、成功したり失敗したり、たくさんの知見を身体全体で吸収しました。そしてそのおかげで、今まさに自分自身、調子は今までに無く良く、そして105kmの旅路の全てがイメージできています。

まずは「あいつはこのレースで強くなった」といずれ言われるような昨年度を大幅に超える結果で、penang ecoのレース関係者へ証明すること。それこそが成長に対する、恩返しならぬ、最大の「恩送り」になるんじゃないかと思います。

トレイルをしていると、なんだか「ありがとう」の気持ちが強くなる。大会を作ってくれた人、支えてくれる人、応援してくれる人(ときどき動物)、そしてその母体の地球。ありがとうに対し、20代も終盤、最後の最後まで成長欲求強く、オールアウトして、新しい自分を見てみたい。成長の先の結果、その恩送りにある、そんな2019 penang eco 100を、最高に楽しみたいと思う。