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ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

大人になってからピアノを始める皆様へ。

2018.10.04 13:00

その昔、「音楽を聴く=生演奏」という時代がありました。

「録音」が出来るようになり、聴きたい曲を
いつでも聴ける時代に入ったのは19世紀の後半に入ってから。

「録音物を聴いて楽しむ」という音楽との接し方は、
紀元前から始まった音楽の歴史と比べれば、ほんの僅かな期間でしかありません。


生演奏しか存在しない時代―。

当時のピアノという楽器は、聴衆の前で演奏するのはもちろん、
各家庭で個人的に演奏することで
「音楽を聴く・流す装置」として機能していたのではないでしょうか。

新曲が発表された事を「新譜が出た」と言いますが、
新譜の”譜””って譜面の譜ですね。

後にレコード等、録音物に対しての呼び名になる訳ですが…。

レコードが発明されるまでは、
新譜を聴くためには「譜面を買ってきて、自分(もしくは家族・友人)が弾く」
しかありませんでした。


「楽器演奏」をマスター=究極の贅沢

今「音楽を聴く」手段は様々な形で存在しています。

スマホでも、PCでも…。

難易度が高く、習得するのに時間のかかる
”楽器を演奏”するという行為をわざわざしなくても、簡単に聴けてしまいます。

そんな時代に、あえて面倒な「楽器演奏」をマスターしてみる。

これって究極の贅沢かも知れません。


美味しいコーヒーの淹れ方に通じるような…。

お米の銘柄・炊き方にこだわるような…。


現在、楽器店のみならず、
家電量販店でも電子ピアノが販売されています。

最新の電子ピアノには、以前なら考えられないような
高音質の音色が搭載されています。

ヤマハ・カワイ等の国産ピアノ、
スタインウェイやベーゼンドルファーの
コンサートグランドからサンプリングした音色が
10万円台で自分のものになるのですから、良い時代になったものです。


「マンションを買える位の価格」のコンサートグランドの音を、
自宅で、自分の手で演奏して楽しめるなんて、これは贅沢ですねー。

カフェレベルのコーヒーを自宅で…、それ以上の話かもしれません。


難しい曲を弾かなくてもいいんです。
好きな曲の一節が自分の手から発せられれば、かなりの満足度です。

レコードがなかった時代に思いを馳せるのもよし、

パズルでも解くように、プラモデルを完成させるような気持ちで

一曲一曲弾けるようにしていったら、楽しい生活になると思うのです。


“寝て、起きて、仕事して”の人生に、

一つ芸事が入るだけでガラッと生き方が変わると、

思い切って言ってしまいます!

まずはお試しで、大人になってからピアノを始めてみませんか?