宮崎駿監督が描く、ジブリ風の谷のナウシカ。1982から1994年の間アニメージュにて連載され、1984年に劇場版アニメが公開されました。そんな風の谷のナウシカは映画が全ての内容ではなく、続きがあります！

今回は私の大好きなジブリについてお話したいと思います！

かぜのたにのなうしかの舞台は、高度産業文明を崩壊させた「火の七日間」という最終戦争から1000年後の世界です。汚染された大地には、腐海と呼ばれる菌類や虫が住み着く世界が広がっています。

〜なぜ腐海が生まれたのか。原作ではナウシカが腐海の生まれたわけを探しに奮闘する物語が描かれています。原作の第1巻は映画になった部分です。トルメキア軍が風の谷に攻めて来て、王蟲が押し寄せ、ナウシカがこの争いを止めました。これはほぼ忠実に描かれていましたね！そしてあのおばあちゃんが序盤で言っていた言葉気になりませんか？ちょっと長いですが

「腐海が生まれてより千年

いくたびも人は腐海を焼こうと試みて来た

が そのたびに王蟲の群れが怒りに狂い

地を埋めつくす大波となって

押し寄せて来た

国を滅ぼし 街をのみ込み

自らの命が飢餓で果てるまで

王蟲は走り続けた

やがて王蟲のむくろを苗床にして

胞子が大地に根を張り

広大な土地が腐海に没したのじゃ

腐海に手を出してはならん」

なぜそこまで王蟲は死んでも腐海を守っているのでしょうか。そのお話も原作に登場します。

まず今日は、最初に出て来た高度産業文明について話したいと思います！

1000年前に栄えた高度産業文明とは

序盤に出て来た1000年前にあったと言われる高度産業文明。この産業文明によって作られたものは、実はナウシカの世界にたくさん存在します。軍艦や飛行船、ナウシカが乗っているメーヴェは1000年前の技術によって作られています。そのため開発は難しく、修復を重ねて今に至るわけです。滅びた文明うえ、同じものをもう一機造るのは不可能というわけですね。

そして！実はこの産業文明が栄えていた場所というのも原作に書いてあります。それは実際にこの世界に存在する大陸、ユーラシア大陸です！このナウシカの世界観にまさかユーラシア大陸が出てくるとは思いませんでした。驚きですねえ〜！！産業文明＝ロシア。わからなくはありません。それから

高度な文明が栄え、富にあふれた平和の世界を通り越し、いつしか人は戦争を起こすようになりました。核を使った核戦争を人類は起こしてしまうのです。結果、大地は汚染され海は汚染されたものが最後に行きつくもっとも汚染の激しい場所になってしまいました。世界は元に戻すことができないくらいに核により汚染されてしまったのです。

「もう一度平和なあの時の世界を取り戻そう」

生き残った人類は、そううたいました。そして人は残った技術力などで虫や菌類、巨神兵を創りあげたのです。巨神兵のいた「火の七日間」。それは核で汚れた世界をリセットするために人間が自ら起こした戦争でした。巨神兵は七日で世界を焼き尽くし、文明を滅ぼし、化石となりその後、腐海が世界に広がり始めたわけです。虫はこの腐海を守るように組み込まれ創られました。

出て来ましたね巨神兵！それに不思議じゃないですか？世界を滅ぼす巨神兵だけではなく、なぜ人は、虫や菌類までも作る必要があったのでしょうか。そして全て滅びた人類ですが、あれ何でナウシカいるの？気になりませんか！まだ触れてませんが、虫が腐海を守る理由は？

そしてちょっと怖いですが、「核戦争」というパワーワード。ありえないようでありえそうな話ですね。古代核戦争説もアトランティスの教訓も考えさせられました。アトランティスは文明が行き過ぎた故に滅びてしまった高度文明だったようですが。。。行き過ぎた文明は世界を滅ぼすとはこのことかもしれません。この事実を知って、風の谷のナウシカ怖いと思ったのと同時に、ものすごく興味が湧きました。なぜなら、この「今生きる現実の世界でもありえること」だからです。古代の壁画に、その時代には存在しないはずのUFOやヘリコプターが描かれているように今と同じような文明が存在していて、何かしらで滅び無くなってしまったのかもしれません。現時代で人が滅びるとしたらその理由は、「未知のウイルスなどの病原菌による死」あるいは、「核を用いた戦争」だと私は思っています。もしそんなことになったら人は、どう行動するのでしょうか？

ナウシカの高度産業文明時代の人間のように、世界をリセットするための何かを創り上げるかもしれない。

高度文明、核戦争、人が創り上げる生物達。あながちもうすぐそこに、そんな世界が来るのかもしれないですね。

信じるか信じないかはあなた次第！

言ってみたかった！＾＾次回は巨神兵について〜！