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Vol.4「自分や相手の性格・行動パターンがここまでわかる・通変星解説その2」

2015.06.10 01:08

四柱推命の基本である、天干と蔵干に当てはまる十干の組み合わせを表した、「通変星」。その人の潜在能力や宿命を示し、全部で十種類あります。前回記事に続き、残りの6つの星をみていきましょう。

「偏財」(へんざい)は「社交」「金銭」という宿命をもち、人物でいえば父親、妻を意味します。人づきあいが好きで面倒見もよく大風呂敷を広げるような陽気さが持ち味です。駆け引きや商売も上手ですが、欲張りで飽きっぽい浪費家でもある気質です。

「正財」(せいざい)は「誠実」「堅実」という宿命です。偏財と同じ財産星で、人物でいうと父親、妻です。こちらも金銭に縁がありますが、安定した稼ぎ方をする人です。真面目で控えめですが融通はきかなくケチな一面もある気質です。

「偏官」(へんかん)は「頑固」「地位」という宿命があります。人物でいえば後輩や部下を意味します。意志が強い一徹者で、好き嫌いが激しいです。親分肌な職人というイメージです。行動力がありますがせっかちな気質です。

「正官」(せいかん)は「名誉」「礼節」という宿命です。人物でいうと後輩・部下を意味し偏官と同じですが、こちらも堅苦しいほど品が良く、エリート上司というイメージです。世間体や道徳を気にする人で王道を歩む正直者のキャラクターという気質です。

「偏印」(へんいん)は別名、倒食(とうしょく)ともいい「流浪」「自由人」の宿命をもちます。人物でいえば母親や先生を意味します。好奇心が強くアイディアの富んだ芸術家タイプです。束縛を嫌うキレ者ですが、飽きっぽく生活は不安定で職や家が変わりやすい暗示があります。

「印綬」(いんじゅ)は「名誉」「感性」の宿命をもちます。母親や先生を意味します。高いセンスで人気を集めるタイプで、先祖の徳や信仰といった精神世界にも縁があります。繊細で頭脳派であり名誉に関係がありますが精神に不安定なところがある気質です。

以上が、十種の通変星です。これらが、その人の基本気質・宿命ということになります。もちろんこれに加えて、その人の他の部分の要素や時期の意味も加えて判断するので、必ずしもこのとおりの人生になるということではありません。また、吉星といわれるものをバランスよくもっていると総合的にみて運気がよいといえます。これらの星が年柱や月柱など、命式のどこにあるで、恋愛運や財運などに影響してきます。次回以降、実際に占うことのジャンルに合わせて解説していきます。