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Vol.3「自分や相手の性格・行動パターンがここまでわかる・通変星解説その1」

2015.06.10 01:05

四柱推命では、生年月日によって変わるその人のもっている様々な要素を一覧にします。この表を「命式」といいますが、ここには「通変星」と「十二運気星」という星が登場します。この星は、生年月日で決まる十干と十二支の組み合わせの調和の状況について、性質によって分けて名前をつけたものなのですが、実はこれが、その人の基本性質や行動のパターンを示しているのです。これについてみていきましょう。

通変星とは?

「通変星」とは、天干と蔵干に当てはまる十干の組み合わせを表すものです。その人の潜在能力や宿命を示し、全部で十種類あります。この通変星は、4種類ある柱にあわせて青年期、中年期、老年期ごとに二つずつと、熟年期の一つで、計7か所(日柱の天干にはない。)にあります。特に月柱の蔵干に出た通変星は、元命といってその人の基本気質を表し、性格や行動パターンはここを見ればわかってしまうのです。つまり簡単にいうと、誰でも生年月日によって変わる7つの星を持ち、そのうちの一つをみれば宿命が占える、というのが四柱推命の基本、ということなのです。

では、十種類ある通変星の簡単な気質をみてみましょう。見ていくと分かりますが、二つずつがペアで同じ系統の気質を持ちます。

「比肩」(ひけん)は「独立」「信念」という宿命をもち、人物でいうと兄弟姉妹や友人、ライバルを表します。しっかりしている分、自己主張が強く頑固でワンマンな気質です。

「劫財」(ごうざい)も「独立」「短気」という宿命をもち、人物でいうと兄弟姉妹や友人、ライバルを表します。でも、比肩と違うのは、こちらは衝動的で大ざっぱな気質です。人から受けがよいですが裏表がはっきりしています。直観型で後のことを考えないギャンブラーのような気質です。

「食神」(しょくじん)は「温厚」「無邪気」という宿命をもち、人物でいえば子供を表します。食べることやファッション、娯楽など消費して楽しむことを何より好み、子どものような欲望をもつという気質です。

「傷官」(しょうかん)は「繊細さ」「プライド」という方向の宿命で、人物でいうと子供です。ただ、食神の無邪気な子供とは違い、純粋さをもちつつも反抗的という思春期のような気質です。認めてもらいたい気持ちが強いがうまく表現できないという気質です。それでは残りの通変星は、次回記事でご紹介しましょう。