Vol.10「せっかちな恋愛の胃宿・理想が高い昴宿・素朴で誠実な畢宿」
宿曜占星術にある27の星の気質や恋愛傾向です。「胃宿」(いしゅく)は人がどう思うと本音しか言わない人です。変わり者扱いされることが多く人からは恐がられます。恋愛面では一目ぼれも多くせっかちです。パワフルで女性の場合はカカア天下、男性の場合も相手に対して威張るところがあります。相性が良いのは「栄―親」の関係にある、「昴宿」(ぼうしゅく)、「婁宿」(ろうしゅく)、「斗宿」(とうしゅく)、「星宿」(せいしゅく)、「翼宿」(よくしゅく)、「尾宿」(びしゅく)です。「昴宿」は正反対の性格ですが「胃宿」の隠しだてのしなさに心を開きます。「婁宿」は細かな気配りをしてくれます。「斗宿」にはその大人なところに尊敬してしまいます。「星宿」は自分をしっかりもっている点で息が合います。「翼宿」は「胃宿」の力を認めてくれます。「尾宿」は人に対しては細かくないので、お互い気を遣わず気楽に付き合えます。
「昴宿」(ぼうしゅく)は上品で頭が良い人です。まれに遊び人タイプがいますが、大半はモテるのに生真面目で人に媚びないクールな性格です。恋愛面でも潔癖すぎで、本人は好きでもない相手ばかりから口説かれると思っていますが、「昴宿」の理想が高すぎるのです。特に女性の場合、気づいたら独身ということになりかねません。相性が良いのは「栄―親」の関係にある、「畢宿」(ひっしゅく)、「胃宿」(いしゅく)、「女宿」(じょしゅく)、「張宿」(ちょうしゅく)、「箕宿」(きしゅく)です。「畢宿」は常識があり「昴宿」を尊敬し立ててくれます。「胃宿」は考え方が違いますが関係はよいです。「女宿」は「昴宿」が苦手な世の中の裏の部分を知っているため良いアドバイザーとなります。「張宿」は華やかなので一緒に輝けるようリードしてくれます。「箕宿」は気さくなので安心できる相性です。
「畢宿」(ひっしゅく)は素朴で誠実な人です。お世辞を言ったりはできず融通はききません。人をよく観察し信用した相手は最後まで信じ切ります。恋愛面では飾り気がなく大人しく、自分からは動かないのでなかなか縁遠いです。相性が良いのは「栄―親」の関係にある、「觜宿」(ししゅく)、「昴宿」(ぼうしゅく)、「虚宿」(きょしゅく)、「翼宿」(よくしゅく)、「角宿」(かくしゅく)、「斗宿」(とうしゅく)です。「觜宿」は常識を教えてくれ正しい方向へ導いてくれます。「昴宿」は気品があり色々教えてくれる関係です。「虚宿」は派手好きで楽しい世界を教えてくれます。「翼宿」は仕切りたがり屋ですが目標になります。「角宿」は人当たりが良いのでつきあいやすいです。「斗宿」からは学ぶことが多いです。