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Vol.10「個性的な助星・良くも悪くも倍返し!化曜星。紫微斗数で財産をつかむ方法」

2015.05.22 01:22

前回までで、紫微斗数の14の主星をみてきました。これらのうちどの星が財運を司る宮に入るかで、その人の財運が変わることが分かりました。でもこれはとても大雑把な見方です。いくら、その人の財運が高くても、たとえば、適職についていなかったり、協力者に恵まれていなかったらどうでしょう?だから、実際にプロの占い師が鑑定するときは、たとえば、財運と同時に、職業運を示す官禄宮(かんろくきゅう)や、ビジネスの相手や部下との相性をみる奴僕宮(ぬぼくきゅう)といった他の命宮にどの星がくるかも合わせて判断します。また、時期も、大きく結果を変える要素です。

さて、紫微斗数は主星のほかにも100近い多くの星があります。すこし専門的な話になりますが、そのなかでもメジャーなものだけみても助星(じょせい)とよばれる補助的な星や、化曜星(かようせい)という、主星の宿命を化けさせる働きをもつ星たちがあったりします。これらが場合によっては一つの命宮に複数現れたりしたりするので、とても複雑な鑑定結果になるのです。助星には「火星」(かせい)という情熱を表す星、「文昌星」(もんじょうせい)という文才や芸術に力を発揮する星、「天魁星」(てんかいせい)という偉い人からの援助をもたらす星や、「天姚星」(てんようせい)というエッチな相手とよく出会えるエロスの星、といった個性的な宿命をもたらす星があります。化曜星では「化禄星」(かろくせい)という、同じの命宮に回座した主星のパワーを倍増させて財運や出世運を強力にするという、ボーナスみたいな星があったりします。一方で「化忌星」(かきせい)という最悪の凶星もあり、失業や失恋など、失うという効果をもたらして主星の足をひっぱります。

どうでしょうか。星があまりにも複雑に絡み合うなかに、凶の意味をもつ星もあるということで、不安に思う人もいるかもしれません。でも、これまで星の性質をみてきてわかるように、星は宿命を示しますが、言いかえればキャラクターみたいなものです。自分の星の宿命の方向性を理解しておき、その星が働きやすいように、行動することを心掛ければ運気は上がります。宿命におびえるのではなく、宿命を飼いならすような気持で暮らしていけば、願いをかなえられ楽しく生活できるでしょう。紫微斗数を扱う占い師は、そうしたアドバイスをしてくれるはずです。