設計コンクール参加
こんにちは、制作部の斉藤です。
私事ですが先日6/22(土)、6/23(日)にJIA(日本建築家協会)全国学生卒業設計コンクールに参加しました!
全国の大学・専門学校より集められた建築の卒業生が自らの卒業設計を発表し、公表いただく貴重な機会でした。5月の各支部コンクールの後、6月の全国コンクールに参加。今年は北海道から沖縄まで総勢49名が東京に集まりました!
下の写真は関東甲越支部コンクールのポスターと展示の様子です(全国コンクールの展示写真、撮り忘れてしまいました…!)
年間を通して、あるいは何年もかけて各々煮詰めてきた卒業設計が並びます。視点を変えながら実験的に進めた作品、淡々と思考を巡らせ形に起こした作品など、どれも色々な角度から建築を解釈する姿勢があり、私にとって非常に魅力的なものでした!
例えば南方熊楠の粘菌実験を自ら試み、建築に落とし込んだ作品。現在失われようとしている隔離所の歴史を、施設の解体を並行しながら継承する、動的な保存方法の提案など、全く違うものをテーマにしても全員が建築を考えています。力強い作品ばかりでした。
私は今回、水をテーマに研究を進めてきました。現在暗渠となっている渋谷川、神宮前にある遊歩道(キャットストリート)の一部に川を再生し、地下にアジールのような精神性をもつ空間を計画しました。外部と内部とで起こるギャップを人々が感じ、水に近づいていく装置です。
全国から集まった卒業生たちは、大学院へ進学していたり、就職し働いていたり。其々別な環境で頑張る中、時間を作ってこのコンクールに参加しました。本当に本当に、貴重な濃い〜時間でした。そして皆、暖かい人ばかり!助け合いながら設営して、片付けして、また会おうねと言葉を交わしました。
最後になりますが、今回審査員の方々から
「君たちはもう自分達と同じ舞台に立っている。いつか仕事で出会うよ。」とお言葉をいただきました
「常にそう思ってお互いに頑張ろう。」その力強い言葉は心に残ります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後も更新していきます!宜しくお願いします。