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Raku-Rin Cycle

初級班リポート【6月定例 内子ライド】

2019.06.24 13:08

リポート:大野

日時:6月23日(日)am8:00

集合場所:伊予市しおさい公園

走行距離:約70km

 



六月の初級の定例ライドは、伊予市のしおさい公園をスタートです。

 

まずは参加メンバーをご紹介します。

 

先導役を司るのは、今年一月で還暦になったロードバイク歴四年の大野。

 

二番手を走るのがこれまた還暦過ぎた、高校野球の審判をされている のまっちさん。

 

三番手は「スピードは23キロまでにしてくださいね」と、リアルな数字を提示してきた しほさん

 

四番手を走るのは「ポタでお願いします!」と、またまた念を押してきたchisaさん。

 

最後は一番後ろで女性二人をガードした重鎮のマムキンさん。

 

マムキンさんは久しぶりの参加でした。私と一緒で還暦を終えたあご髭がお似合いの渋めのおじさん。

 

以上この親子ほどの年齢差のある五人で、全行程70キロ 獲得標高1000mに挑むことになりました。

 

まずは三秋峠(みあきとうげ)を越え、国道378号線の爽やかな潮風を感じながら、上灘に向かって走ります。

 

そして道の駅双海の手前にある信号機を左折して、最初のヒルクライムに挑むことに。

 

事前確認していたのですが、「そんなにたいした坂じゃないです」と、らくりんメンバーのhyugaさんは断言していました。

 

ところが、初級班にとってはたいした坂でした。

 

「私たち初級班は、hyugaさんとは違うんです!」と、歴代の首相みたいに、chisaさんは、きっと言いたかったはず(笑)

 

でもそのコースは杉林が太陽光をさえぎり、涼しくて車の通行が少ない道。

 

私はそんな走りやすい坂道をゆっくりと引っ張ることにしました。

 

そして何度か休憩を挟みながら、やっとの思いで峠にさしかかるとみんなでヤッター!

 

そう!自分を褒めてやりたい気分になるんですよね。

 

さぁ国道56号線に到達して、そこから内子までは、楽勝のくだりのオンパレード。

 

時に後ろから迫ってくる大型トラックにビビりながらも、親子トレインは高速でくだりました。

 

そしてその途中にある中山町の道の駅に寄ったところ、あれれ。

 

なんとらくりんの中級ゆっくり班の7人が、シャーベット店の前で談笑しているじゃないですか。

 

あの旧犬寄街道の激坂を登ってきたというのに。

 

特に女性メンバーのちぃさんの余裕の笑顔が印象的でした。


 

そこからはふた班合同の12人で、しばらくは行動することになりました。

 

大所帯での内子町の観光や食事は楽しく、本当に心地良かった。


 というのも、町民の皆さんが私たちを歓迎してくれたからです!!!

 

愛媛県が勧めるサイクリストへのおもてなし文化が、この観光地にも浸透していることに感銘を受けたました。

 

(その一例)峠のたこ焼き店での出来事。3パックしか買ってないのに、お店の人が飴をたくさん私たちにくださったこと。 



まぁそんなこんなで大勢でワイワイやったあと、中級ゆっくり班と別れた私たちが次に向かった先は、旧犬寄街道。

 

旧犬寄街道はメンバーのさとこさんから教えてもらったお勧めコース。

 

だから五人とも初めて走るそのコースに期待感がおのずと高まりました。

 

しかしその前に旧犬寄峠までの約22kmの緩めの上り坂をやっつけないといけません。

 

が、不運なことに結構な向かい風。

 

私の行く手をはばむ向かい風が憎たらしい。坂なら仕方ないと思いますが、向かい風は嫌い。

 

だから私は正直しんどかった。

 

でも私が四人の防風壁となってる思うと、不思議と頑張れるんですよね。

 

要は気持ちの持ちようで、いかようにもなるということです。




そうこうしている内に、段々と坂がキツくなってくる。

 

するとそれに比例するかのように、後続の四人の口数が減ってくる。

 

そこでふと腕時計を見ると、私の心拍数が160。

 

私はこりゃマズいと「停まりま?す!」と後続に告げました。

 

私が止まるや否や、chisaさんが明るい声で「あぁ良かった。助かった」って。

 

それまでお通夜ライドだったのが、休憩を取ると一変してみんな笑顔になりました。

 

そしていつ峠に辿りつくか分からないまま頑張っていると、やっとこさ旧犬寄峠の絶景ポイントに到達!

 

するといきなりchisaさんが「わぁすごい!」と歓喜の可愛い声をあげる。

 

マムキンさんの蓄えた白いアゴ髭も一緒にフカフカと喜ぶ。

 

そしてのまっちさんの審判焼けした目尻の線が倍増する。

 

しほさんのBianchiのタイヤが膨らむ(なんでやねん!)

 

そうなんです!ペダルをギシギシ踏んで汗だくになって得た絶景は、ひとしおなんです。

 

改めてヒルクライムの達成感 醍醐味 はこれなんだと痛感しました。

 



ちなみに、しほさんが私に最後こう言ってくれました。

 

「大野さんはゆっくり走ってくれて優しい…」って。

 

私は不覚にもでへへと、にやけてしまいました(おぃおぃ!)



(大野)