Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第12回 開催報告(ボードゲーム編)

2019.06.22 14:55

Bandeボードゲーム会も、皆さまに支えられて一周年を迎えることができました。


これまで、定例会だけでも、のべ120人以上の方にお越しいただきました。他にも、ドイツゲーム講座やイベントなどでも、たくさんの方に楽しんでいただきました。ありがとうございます。これからも、楽しい会を開催してまいります。


今日は、一周年記念としてロング開催。1日たっぷり遊びました!


まずは【ボードゲーム編】から。

今日のボードゲームたち。

写真の足元にはまだ箱に入ったゲームがあるほど、いつもにも増してたくさんです。

まずはたくさんの人数で楽しめるゲームからと、「ニムト」が始まりました。主宰も参加して6人で。

このゲームでは、カードに描かれた牛たちを引き取らないようにすることが目的です。

各々手札から内々に一枚選び、一斉に公開します。そして、小さい数を出した人から場においていきます。置こうとする札は、置こうとする札より小さい数値の場札のうち、最も近い数値のところに置かねばなりません。列の6枚目に置くことになった人は、その一列のカードを引き取ることになります。

他の人が出すであろう札を予想しつつ、自分の札を選びますが、人数が多くなると、自分が予想する展開にならないことも多くあります。他の人にカードを取らせるつもりが、自分が取ることになったり…とかね。それがまた楽しく、盛り上がります。今回もそんなことが沢山あり、主宰の前には引き取り牛たちの山が!^^;

「ぎゅうぎゅうゴースト」。参加された方からの持ち込みで遊ばせていただきました。

カップをとり、黒紐で示されたエリア内に置いていきます。取ったカップの色を確認し、そのカップを置くのですが、既においてある同じ色のカップの上に接するように置きます。ぎゅうぎゅうとおしくらまんじゅうのように、カップを押しこんで置いてもオッケー、ただし倒してはいけないよ…!というゲームです。

カップの中にはボス(カップの縁に色がついていて、予め指定色がわかる)もあり、ちょっと計画的・戦略的に置き方を考える場面もあったりします。小学生のお子さんたちがとても楽しそうにしていましたよ。

長きにわたり、ラベンスバーガー社が作り続けている、「帽子とりゲーム」です。サイコロを降って目の数だけ進み、他プレイヤーの帽子を捕まえに行くゲームです。


いつもは子どもたちに人気のゲームです。が、今回のプレイヤーは、なんと大人4人です!主宰もその一人です(^^)。ゲームの前に、

「これ昔子どもの時に見たことあるよね、なかった??」

「あるある、でも、この箱じゃなかった感じがするなあ…」

「私が子どもの時見たのは、いくつかあるゲームセットにこれが入ってるやつで…」

「そうそう!!」

なんていうような、このゲームを懐かしむ子どもの頃の昔話にも、ひとしきり花が咲きました。


写真は他のプレイヤーに帽子を捕まえられてしまい、主宰の帽子(赤)は残りひとつ…という息も絶え絶えのところです(笑)。


ゲームは終始楽しい雰囲気で、それでいて大人同士のならではの真剣な展開。サイコロ目を数え、盤面を見つめて吟味し、捕まえられてしまった時は「ああ~~」なんて声も上がったり…みなさんまるで子どものように純粋にゲームに向かって楽しんでいらっしゃいました。今も昔も、大人も子どもも、感じる楽しみどころは普遍的ですね。ワイワイとプレイは続き、緑プレイヤーさんが他プレイヤーの帽子を取り終えての勝利でした!言うなれば完全勝利形、珍しい展開でしたね。

小学生の女の子と親御さん、主宰の3人で「L.A.M.A.」をプレイ。

このゲームは、テーブルゲームにおける世界で最も権威ある賞とされている「ドイツゲーム大賞」の、2019年度ノミネート作品になっているゲームの一つです。

ゲームで取れる行動は、

1.手札から一枚カードを出す

2.山札からカードをを取る

3.このラウンドを降りる  の3択。

1番上の場札と同じか、プラス1の数が書かれたカードのみ出せます(6の次はラマ、ラマの次はまた1に戻ります)。

手札を出し切ることを目指しますが、手札から出せない場合は山からカードを取らねばなりません。

ゲームから降りることで、被害を小さくする選択肢を取ることも可能です。ただし、再度ラウンドには戻れません。手元に残った札は同数字ごとにまとめて、マイナス点として計算されます。

3人の場合は「○カードさえあれば出しきれるせるかもしれない」という局面になることも多く、ついついカードを引いてしまいます。実際、今回も出せるかどうか相手の顔色を見ながら、カードを引くかどうか悩みつつも引いてしまった後、出し抜かれてしまう‥という展開が多かったですね。

一緒に遊んだ小学生さんがとても気に入ってくださり、1ゲーム終わったところで「もう一度やりたい」とリプレイを希望されました。当会はこういう「トコトン遊ぶ」は大歓迎です!子どもが夢中になれるものに出会えた、そのことをお子さんとともに喜び、楽しみます。再度楽しく遊ばせていただきました。

意外と、ラウンドから降りるタイミングが悩ましく、そのジレンマ感が楽しいゲームですよ。


ドイツ・HABA社の「Mountains」。HABA社は黄色い箱でお馴染みのこども向けゲームをイメージされがちですが、当会でも幾度か遊ばれている「Karuba(カルバ)」など、大人もぐっと楽しめるゲームもたくさんあります。こちらもそんなゲームの一つで、参加された方の持ち込みで遊ばせていただきました。小学高学年、中学生と大人でプレイ。


山登り計画に必要な道具カードを自分の手札から表明したり、他のプレイヤーの所持をたずねて借りたりしながら揃えて、"スタンプ"を秘密裏に集めます。ゲーム終了条件を満たすまでに、スタンプをたくさん集めていた人が勝ちです。


同じ道具の数はとても少ない(2つ)ので、他のプレイヤーから借りるのが前提です。他のプレイヤーにものを借りるときにはスタンプ1つを与えなくてはなりません。スタンプ与えてたずねてみたら「持っていません」となったら…そんなときは、ただでスタンプをあげるだけになるのです。「今、誰が何を持っているのか」を、他者を観察することはもちろん、他者が互いに交わす質問や応答なども含めてよく把握しておかないと勝てないです。


スタンプ集めは、写真に写っているようなマス目の書いてあるスタンプ用紙があって(ゲーム中には衝立のように立てます)、実際にそれにスタンプを押します。スタンプがリアルに集まっていくので、これが見た目にも達成感があって楽しいのですよね。

「宝石の煌き」。この会でもたびたび遊ばれているゲームの一つです。

大人三人と小学5年生のガチンコ勝負。私もたびたびこの小学生の彼には一緒にこのゲームを遊んでもらっているのですが、一度も勝てた試しがございません…ホント強いです^^;

今回も、私も含め3人の大人たち、彼の無駄のない計画的なプレイに、コテンパンにやられてしまいました。クッ…次回は!次回こそは勝ちたいと思います。(主宰の勝利はいつになるのやら…)

キャプテンシルバー。こちらも当会では、たびたび遊ばれるゲームの一つです。

袋の中を見ないで、盤面に示されているアイテムを取り出しいち早く置いていきます。一見簡単そうですが、形のよく似たアイテムですので、見ないで正確にとりだすのはなかなか難しいのです。また、他人が取り出してアイテムを盤面におくと、置くべきアイテムはどんどんと次のアイテムに変わっていきますので、盤面も見つつ袋の中身を手で探りつつ…。

子どもは触覚がすぐれていますし、ある程度思い切りもよいので、意外と大人より正確にてきぱきと取り出したりもします。大人と子どもでもガチンコで楽しめる、バランスよいゲームの一つですよ。今日も大人の方二人、中学生一人、小学一人とでワイワイと楽しんでいただきました。


このほかにも、たくさんのゲームが楽しまれました。

この会を始めたころと比べると、子どもたちが遊べるゲームのバリエーションが増え、求めるゲームも多様化しているなあと感じています。落ち着いて席につき、難しいゲームでも単にやり遂げられるだけでなく、戦略を自ら考え楽しむ子どもも本当に増えてきました。


また、何度もこの会に参加してくれている子どもたちの中には、お気に入りのゲームを手に一緒に囲んでくれる人を自主的に募っていたり、見たこともないゲームであっても興味を持って話を聞ける、わからないことはわかる人に質問したりして理解しようとする・・・・人との関わりあいの中で遊ぶ、そのことをあたまで理解するだけで「わかってるよ」とうそぶくだけでなく、自らの行動として実践できる、そんな様子がぐっと増えたように思います。


(知育玩具編へ続きます)