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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(岩田家と外食②)

2019.06.25 23:00

テーブル席に来て、剛典が乃愛を抱き上げて子供用の椅子に座らせた。



「のーあ、さっきみたいな事言ったら、隆二さんが悲しむよ」



プンプンして乃愛が返す。



「だってぇ、パパたん。たぁくんはママがいーのよ」



隆臣を見ると、誰の手も借りないで子供用椅子によじ登っている。



「うんちょ💦」



「たぁくん聞いてないし」



見かねて理愛が手を貸そうとする。



「隆臣くん、あーちゃんが抱っこしてあげる」



「いーのよ、たぁくんダイジョブよ」



「そう?」



理愛が少し困った顔をして先に席に座った。



理太を降ろして剛典が声を掛けた。



「隆臣くん、しっかりしてきたね!理愛、心配ないって」



「ええ」



隆臣は座面に膝をつき、クルリと向きをかえて座った。



「しゅわれた💦」



すぐにふんぞり返った。



「たぁくん、王様みたいね」



乃愛がププっと笑った。



「しゃん代目といっちょよ」



「ずっと真似してるんだね」



「乃愛のパーパもしてたのよ」



「よく見てるね!」



「剛典さん、理太貸して」



理愛が白くて細い腕を伸ばした。



理太は剛典の腕の中で、すやすや眠っている。



「いいよ、いつも一人で育児頑張ってるんだから、理太は俺が見てる」



「理愛はゆっくり夕食食べて」



「パパたん、優しいね!ママ」



「うん、ホントに世界で一番優しいパパね」



「違うよ!世界でいっちばんはね、たぁくんのパーパよ!」



ふんぞり返っていた隆臣が身を乗り出して言った。



「隆臣くん、危ないよ。もうちょっと椅子前にしようね」



理愛は銀色に光る長い髪を揺らし、隆臣ごと椅子を前にやった。



「あーちゃん、ありがと♪」



「たぁくんの一番は乃愛のママでしょ?」



「そうよ!あーちゃんの一番よ」



「よくわかんない。パパたん、たぁくんなんて言ってんの?」



剛典も返事に困っている。



「隆臣くんの中のパパ部門は、隆二さんが一番だって言ってるんじゃないかな?」



「そうなのよ」



「え?じゃあじゃあ臣たんは?」



「おとーしゃんはカッコいいの一番よ🎵」



「るーたんは?」



「パーパは優しい一番なのよ」



「じゃあね、たぁくんはママいらないの?」



「いらなーい、パーパがマーマだからいーの」



「さっき、あーちゃんが一番って言ったのに」



「あーちゃんはあーちゃんなの😡」



剛典は隆臣の言葉を聞いて、安心したように満面笑顔になった。



「隆二さんが聞くと泣いて喜ぶよ、きっと」



「でしょ?パーパ、エーンしゅるから言わないよ、たぁくん」



乃愛はハッとした後で何かを悟ったように落ち着き、イタズラっぽく笑った。



「そーね!るーたんに言わなくていいよ、たぁくん」



「乃愛のパーパ、お腹しゅいた💦ご飯まーら?」



「たぁくん、聞いてないし😡」




つづく