91.差別と区別の違い

製品差別化の「差別」と似ている言葉に「区別」がありますが、違いを知らずに使用していることがあります。差別とは先入観や偏見から不平等に扱うことで、区別は単なる違いによって分けることです。

少し古い話になりますが、1997年に男女雇用機会均等法が施行され、就業面では性別による差別が撤廃されました。性別以外にも人種・貧富・学歴などによる差別は絶対禁止すべきですが、区別はあってもよいと思います。区別には基本的に公平・不公平とか平等・不平等によって待遇を変えることは含まれていません。例えば、世の中には男と女の2つのグループが存在しますが、両者は精神的・肉体的にも区別されるべきで、肉体労働は基本的に男性に適正しています。化粧品の販売は数少ない女性に適した仕事だと思います。

「マーケティングは製品差別化」ですが、なにも化粧品のことだけでなく、ビューティアドバイザー自身にも言えます。他の人にはない貴方だけの特長を身につけること、これが「貴方自身の差別化戦略」です。マーケティングを勉強して、自分のマーケティングを実践してください。