6月15、16、17日 新潟県上越市→ 富山県滑川市[高波の日本海沿岸を走る](109km)
一昨日14日、高速道路のSAを降り、国道8号線沿いにある道の駅に避難して来た一行。
15日の昨日は、暴風雨となり、一日中車の中で缶詰に。
不幸中の幸いか、Yに中国語の翻訳の仕事の打診があり、引き受けることに。
Kは、その間、最近滞り気味のブログの編集作業をして過ごす。
一夜明けて16日。風は強いが快晴。
海岸に出てみると、軽く民家の屋根を越えるほどの高波。
この辺りの施設は海岸沿に迫っているが、台風の時は大丈夫なのだろうか。
これから海沿いを走り、新潟県を出て、富山県へと向かう予定。
海岸は反対車線側なので、まだ波が襲ってきてもなんとかなるかと、意を決して出発する。
やはり、想像した通りの高波。
道路の脇では、映画のサーフィン🏄♂️のシーンのような大波が、海岸に向かって押し寄せている。
生まれて初めて見る10mを越えるほどのウエーブ。
そういえば、これから向かう道の駅の名前も「ウエーブパークなめりがわ」だ。
さすがに危険な場所は波打ち際に道路はなく、丘の上の崖から海を見下ろすように、道は高台に造らていた。
それはそうだ。
こんな日は、今日だけではないはず。
江戸の昔ならいざ知らず、何日も波が収まるまで待つなんてことはありえない。
おかげさまで何事もなく、スムーズに海岸線を走り抜ける。
自然の猛威にさらされた後だけに、光と雲が織りなす、どこか幻想的な風景に、心癒される。
夜、7時頃、滑川漁港近くにある道の駅「ウエーブパークなめりがわ」に到着。
建物の隙間から、ふと覗いた景色に釘付けに。
防波堤を茜色に染めた夕陽は、まるで北斎の浮世絵のようだった。
翌17日の朝。
ようやく天候も落ち着き、風もなく、久しぶりに穏やかな朝を迎えた。
近くには、立山連峰の勇姿が。
海と山が、これほど接近している場所はなかなかない。
環境に恵まれた、かなり居心地の良い道の駅であった。