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【レビュー③】第36回直方谷尾美術館 室内楽定期演奏会

2019.06.25 15:05

アンケート紹介、第2弾です。

♯円熟期にあるエクの皆様、素晴らしい演奏をありがとうございました。ハイドンも、シューマンも、ベートーヴェンもそれぞれ素晴らしく、息もつかずに何度も身震いしながら聴き入りました。100人ちょっとで聴くにはもったいないですね。

♯10年ぶりにエクセルシオを聴きましたが、大変な変化(成長)だと思いました。どの曲もどんな風に音楽をしたいかが伝わってきました。ベートーヴェン、力強く流れる名演奏と思いました。

♭ありがとうございます。

 弦楽四重奏団は10年で1人前、20年で成熟と言われています。エクセルシオが20周年の時にベートーヴェン全曲演奏会を実施しましたが、その時の研鑽が2年ほど前より突然に花を咲かせ、立派な果実となりました。つくづく人間はアナログの放物線状に成長するのではなく、デジタル状であることを実感させられます。

 100人ちょっとで聴ける贅沢と感動、それこそがこの室内楽定期演奏会の醍醐味です。本来、弦楽四重奏曲や室内楽曲はこのような小スペースで聴き、繊細さを堪能するように作曲されています。また東京から来てくださったエクセルシオのファンの方々が「これだけ近い距離でエクセルシオを聴いたのは初めて!」と新鮮な印象を語ってくれました。