3風の谷のナウシカは世界観が深すぎる
「腐海の生まれたわけと蟲」
について今回はお話ししたいと思います！あと虫はこっちの蟲ですね。
王蟲や他の虫たちが身を呈してまで腐海を守る理由。腐海には一体何があるのか！
前回は、巨神兵についてお話ししました。巨神兵は人間が生み出した人口生命体でしたね、では蟲達は一体どういう存在なのでしょうか？
まず一番印象強いのは、アニメでも大きく登場した迫力満載の「王蟲」ですね！彼ら実は、話すことができるんです！蟲達の言葉はナウシカにしかわからないようですが、彼らも意思があるようですね。
腐海
腐海とはなにか。まずはここからお話ししたいと思います。
ナウシカの世界で一番問題視されているのは、腐海と飛ばれる巨大な菌類や蟲がはびこる大森林です。海のことではありませんよ。アニメでは序盤にユパが「また、街がひとつ死んだ」と言っていますように、腐海は人が住む場所にも根を伸ばし、侵食を続けています。もちろん住めなくなるだけでなく、その土地の資源もダメにしてしまうのです。
そして、この世界にはびこる菌類は「瘴気」という猛毒な毒を吐きつづけ、人間を死に至らしめます。だからナウシカたちは必ずマスクを携帯し、つけているのです。そしてナウシカは菌類を自ら育て、あることに気がつきました。
綺麗な水と土であれば菌類は瘴気を出さない
そうです、この世界の舞台は核戦争後の世界。ナウシカの世界の水や土は未だ汚れてしまっているというわけなのです。研究して得られた知識、ナウシカすごいですね！実はこの世界の土にはセラミックの破片が含まれているのです。原作を読み進めると、1000年前のビルや人工物が溶けて岩のようになった地形が出てきます。
菌類を自ら育て得られた結果、未だかつてない事実が判明しましたね。
腐海の中心
腐海の底、みなさん気になりませんでしたか？アニメでも出てきましたがナウシカの乗っていたトルメキア軍の飛行船が、ペジテのアスベルによって撃墜されて、ナウシカたちは腐海におりましたよね？その後ナウシカは、蟲に襲われていたアスベルを助けます。しかし、またも飛行型の巨大な蟲に襲われ流砂の中に。。。
気がつくとそこに広がるのは、見たことのない澄みきった美しい世界でした。そこは大木が転がり小川が流れ、空気は澄んでいてマスク無しでもいきができます。腐海の底には、巨大でどこまでも続く浄化された空間が広がっていたのです。ナウシカは嬉しみのあまり涙を流しました。
しかし！
アニメで登場したあの空間は、「浄化途中の空間」に過ぎません！もっともっと中心部には1000年かけて「完全に浄化された世界」が広がっているのです！原作を読み進めるとわかる事実なのですが、この完全に浄化された世界には誰も行ったことがなく、もし行こうものならナウシカたちは血を噴き出して死んでしまうというのです。
そこは緑の平原が広がり、水も豊かでたくさんの命に溢れている。まさに今の地球のような世界が広がっているのです。
もともと、水や土が汚れている世界で生きているナウシカたちがそこに行くことができない理由は、浄化されすぎており、返って猛毒になってしまっているからなのです。「綺麗すぎる世界では生きられない」これがナウシカ達、新人類なのです。
新人類！ということは旧人類もいました。旧人類こそが1000年前に生きていた人間であり、核戦争を起こし世界を荒廃させた者たちのことです。
結論は？
中心には完全に浄化された世界があり、途中には浄化された空間、腐海、ナウシカの住む世界。こんな流れです！ナウシカたちもこの事実にうすうす気が付いていたようです。自分たちがどんな存在であるのかは物語の終盤で明らかになります。。。
⬇︎こんな感じの世界です。（強）はナウシカたちは生きられません。
結論：旧人類によってひどく汚染された世界を、浄化するために腐海は存在しているのです！
そして蟲達はナウシカたち新人類がその世界に足を踏み入れないために、または蟲達の移動により腐海を拡大するために造られたのかもしれないですね。
図を描いてみました！王蟲がいるところが腐海で、その下がナウシカたちが足を踏み入れた空間で二つ四角いのがありますが、これはビルかマンションに似た建物です。こんな描写があったので書きました。どとらも相当昔に建てられた建造物のようです。
腐海の樹々は浄化の役目を終えた時、枯れて砂になっていくのですね。
「浄化された世界が猛毒」とあって気なったのですが普段私たちの吸っている空気には、窒素が80%と酸素が20%が含まれています。調べると人は酸素だけでは生きられないようで、さらに酸素は他の物質との反応性が高いらしくある面においては酸素だけだは猛毒になりうるようです。。。
「酸素だけでは猛毒」。。。現実味があって怖いですねえええ！原作の風の谷のナウシカ。駿監督あなたはすごすぎます。
核がある今、こんな世界になってもおかしくはないのかもしれません。ね