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TURTLE MARKETING ACADEMY

95.新製品の成功の確率

2019.06.26 15:32

競争環境が厳しくなると売上予算を達成するのが難しくなります。なぜならば、必ず売上予算は前年比に対してプラスに設定されるからで、マイナスを承認する経営者はあり得ません。企業は常に成長していかなければならないので、当然のことで、前年と同じことをしているだけでは、前年以上の達成は基本的に不可能です。それには工夫、挑戦、変化などを繰り返ししてゆかねばなりません。それが貴方ならば可能だからと判断され期待されています。これは大変なプレッシャーになりますが、肝に銘じておく必要があります。

売上に対するプレッシャーは貴方だけではなく、実は、新製品開発グループの皆さんも同様に感じていることを忘れてはなりません。過度のプレッシャーが原因となり、開発スケジュールが短縮され未完成品のまま市場に導入されることがあります。通常ならば1年~1年半の開発期間が必要ですが半年以内で出荷なんてことも起きてしまいます。その結果、欠陥品として発売後リコール(市場から引き揚げ)されます。最近の一例ですが、ハイブリッドカーのリコールがありましたが、このプレッシャーが原因かもしれません。多分、社内では短期開発は無理があると反対する意見があったが、「べき論」で退けられてしまったのではないかと、勝手に思っています。

新製品の市場導入の成功の確率は、10%前後と低いのが現実です。業界によっても、また企業事情によっても異なるかもしれませんが、成功率が50%以上になることはありません。ビューティアドバイザーの皆さんが、自分の子供を育てるように新製品の成長を見守って応援してあげれば確率は必ず上がります。間違いなく。