ダイソンDCタービンヘッドが吸引する微細なゴミに起きたまさかの変化に戸惑う今日この頃
こんにちは。栗原貴子です。
昨年9月にもうひとつのブログに憧れのダイソンの掃除機を購入した喜びを2度に渡って綴った。
面白い、となかかな好評だったので未読の方も再読の方もよろしかったらぜひ。
ダイソンの掃除機を購入してからというもの、日々、吸引した微細なゴミの集合体をシゲシゲと眺めながら、掃除の達成感に浸ってきた。
毎日、掃除機をかけると収穫量が減るので2日に1度にする、といった工夫までしていた。
しかし、そんな私の日常にまさかの変化が起きてしまった。
それは、着付けパーソナルレッスンを自宅で行うにあたり「空気清浄機」の導入を決めたことに端を発する。
家電の購入が苦手な私は当然のごとく救世主「ジャパネットたかた」で購入することはすでに決めていた。冬の終わりごろに加湿器が「そろそろ寿命です」と言っていたので、空気清浄機能に加え加湿機能があるものを探して購入。
ダイソンの掃除機の時のような、わくわく感はまったくなかった。
しかし、空気清浄機は到着の瞬間、私を「えっ?」とひるませた。
想像していた以上にサイズが大きかったのである。
「普通、サイズを確認してから買うものでしょ?」
という突っ込みが浮かんだあなた。本当にその通りだと思う。思うけれど、あいにく家電を買うのが苦手な私にはその「普通」は通用しない。
「じゃあ、家電量販店に下見に行けばいいのに」
と思ったあなた。本当にその通りだと思う。でも、私は家電量販店も苦手なのだから仕方がない。
とはいえ、返品しなければ、というほどの問題でもない。
フィルターをセッティングしてコンセントにつなぎ、電源を入れた。
ブログ用に写真を撮ろう、ということすらしなかった。
電源を入れると当たり前だが、動いた。
「稼働しているっぽい」程度の動きである。
室温が表示されるので「気づかぬうちに熱中症になっていました」という事態を防げそう、という点は気に入った。着付けレッスンを行うときにも、室温表示は便利だ。さっきも「え? 30度って今、そんなに暑いの?」と驚いてすべての窓を開け放ったばかりである。体感温度と実際の気温にズレが生じるのは老化現象のひとつだと聞いたような気がするけれど、たぶん、気のせいだろう。
空気清浄機は温度計程度の存在感しか放っていなかった。
ところが、である。
空気清浄機導入の翌日。愛用のダイソンをいそいそと取り出し、くまなく掃除をした後にカップの中のごみを点検するというお楽しみの最中に、私はその異変に気付いた。
驚きの吸引力を試した方はご存知であろう。
ダイソンが埃の他に「白い粉状の何か」を吸引することを。
皮膚の角質やダニの死骸と思しき、粉末である。
「こんなモノが!!!」という恐怖感と「こんなに捕れた!!!」という収穫の喜びを演出するあの粉。
それが、ちっとも捕れないのである。
埃はあるが白い粉がない。『え?なんで?』と戸惑った。私の角質が突然変異か何かで、まったくはがれなくなったわけではあるまい。先週、小さいクモを室内でみかけたが、あのクモが家じゅうのダニを食べつくしてくれたわけでもあるまい。
どう考えても、空気清浄機の仕業であろう。
仕業、とかいってる時点で私がこの現象をあまり歓迎していないことが、手に取るように分かる。正直いって、かなりガッカリした。
「ダイソン前に空気清浄機を導入済みだったご家庭は、あの白い粉を見ることができなかったのか」と思いを馳せた。収穫の喜びが半減ではないか。
その次のダイソンでのお掃除の後も、例の白い粉は採取できなかった。
もう、あきらめるしかないのだ、と悟った。
空気清浄機、おそるべし。
その仕事っぷりがダイソンによって間接的に可視化されたことで、空気清浄機の株は私の中で上昇した。温度計程度の認識でいたことを、謝罪した。
「頑張ってくれてたのに、認めてあげなくてごめん」
家電も人も。
分かりにくいから、ツボらないからといって、その働きを無視してはいけない。
気づかないところで、自分の役に立ってくれているのかもしれないのだから。
さて。
私は消費税が増税される前に「冷蔵庫の買い替え」をしなくてはならない身の上である。
14年モノの冷蔵庫で新元号を迎えてしまった。もう、先延ばしはできない。
「省エネ家電に買い替えることで節電になり電気代も安くなる」
と某女性週刊誌の自分で書いた記事にも書いてある。
未来の冷蔵庫購入を憂いている今も、空気清浄機はけなげに仕事をしてくれている。
室温は25度。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。
みなさまの毎日にププッと笑顔があふれますように♪
着付けパーソナルレッスンもどうぞよろしくお願いいたします。