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NPO法人 保護ねこ ピリカ

5月、6月出産シーズン🐈

2019.06.28 13:00

4/15深夜から朝方にかけて、妊婦で保護していたにしきが出産しました。

保護活動を始めてから、餌場に現れだしてしばらくすると「あれ?お腹が大きい?」

日に日に大きくなるお腹。

猫は2ヶ月で出産するので、外で出産すると保護するのが大変だし、猶予はないと判断し保護して家で出産させる事にしました。

団体によって考え方はまったく違うので、これが正しいと言うやり方はないと思います。

保護ねこピリカの代表の私と副代表の考えは同じで、妊娠してるのが解る猫を保護したら出来れば産ましてあげたい。

仔猫が育ったら避妊手術をして譲渡対象にしよう、堕胎すると親猫のリスクもあがるし、その方が仔猫も元気に育つし保護した側も親が育ててくれるからお世話が楽になります。

フルタイムで働いてる私でも母猫のお陰で仔猫も順調に育ってきて、何とかなりました。

7月の譲渡会に参加します。

お母さんは野良だけど仔猫は完全に家猫です。にしきの出産、子育てを経験したことにより「猫って凄いなー」と色々勉強になりました。

その後、出産5日目で状態の悪い親子猫を保護しましたが保護時には4匹中既に1匹は亡くなっていて、1番小さい仔猫は体重が75グラムしかなく生後15日で残念ながら亡くなってしまいました。

生と死をわずか2週間の間に体験して、夜中に亡くなった小さい体を親から離すときは涙が止まらず自然の摂理には逆らえない無念な気持ちでいっぱいでした。

保護活動を始めたら楽しい事ばかりじゃなく、辛いことがたくさんあるだろと覚悟はしてましたが実際目の当たりにするとやっぱり辛いですね。

でもこの経験は絶対無駄にしないと誓い、残りの2匹の仔猫は何が何でも元気にすると亡くなったちびのお墓に毎日話しかけています。この2匹は標準より小さくもうすぐ2ヶ月たちますが1匹はまだ500グラムをようやく越えた感じです。

元気に離乳食を食べているので、段々と追い付いてくると思いますが、毎日の成長が楽しみです。

母猫も保護時はボロボロでしたがとても人懐こくて以前は飼い猫だったのではないかと思います。

栄養のあるご飯と安心な場所で元気になってきました。

いつも話しかけてくるおしゃべりにゃんこです。


この親子を保護した2週間後に、餌場にきていた最後の妊婦猫を保護しました。

今まで保護したなかでは最強の手強い猫で、保護した2日後ケージの隙間から脱走して部屋に籠城。

2日がかりで部屋を封鎖して捕獲しました。

その2日後に出産した強者です。

もうすぐ1ヶ月たちますがまだ少し威嚇しますが最初に比べるとかなりおとなしくなりました。

母さんは怖いけどおっぱいは出てるようで、仔猫は順調に育っています。

そんなこんなで5月から6月にかけて、親子3世帯を見ながら保護依頼がきた現場を見に行ったり、捕獲器かけたり、仔猫を引き受けたり、譲渡会を開催してトライアルが決まったりと、とにかく忙しい2ヶ月でした。

すぐにでも保護したくても、今のスタッフのキャパではこれがいっぱいで、保護も難しいです。

一時預りのボランティアスタッフがもう少し増えるとありがたいです。

興味のある方はメールでお問い合わせ頂くか、直接譲渡会場にお越し下さい。

スタッフが詳しく説明します。

次回は7/7七夕の日に新しい出会いがありますように、願いをかけながら開催します。

是非ご来場下さい。