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楽しく続ける大人のピアノ

緊張コントロールの秘訣

2016.03.22 08:45

サークルの練習会で弾いてきました♪

・即興曲Op.5-6

・ワルツOp.24-5

シベリウスでまとめています(*^^*)


出来栄えは‥‥

即興曲は初披露だったにも関わらず、大した事故もなく弾ききれました。完奏。ミスタッチはそれほどなく、不発音(打鍵したつもりなのにカスって音が出ず)がいくつかあったかな、というところ。

まあ、今の自分でできることはほぼ出し尽くせた気がします。

ワルツは人前での演奏が今回で6回め。今までの中では一番しっかり弾けたのではないかという手ごたえでした=(^.^)= 「慣れる」というのはとても大切なことです。


で、意気揚々とここに動画をアップしたいところですが、何故だか今回に限って動画が撮れておりません。機材はちゃんとセットしたのですが、最後に録画ボタンを押し忘れていたという、あまりにもシンプルすぎるオチ(ー ー;)でございます。


幻の「今までの中で一番ちゃんと弾けました」申告ですが、書くだけ書いておきましたとさ。


さて、サークルに顔を出すようになって約1年ですが、最初の頃と比べてかなりパワーアップしたとサークルのお仲間にコメントいただくことがありました。どうやらワタクシ、演奏中も落ち着いて見えるそうです。すでに貫禄が出てきたのか、はたまた太々しくなっただけなのか(笑)。


確かに、1年前はおっかなびっくり、曲を仕上げるという意味もわかっていない頃でしたからね。よくそんな状態でサークルに飛び込んだものだと今となっては思いますが、無知というのは時として強みであります(笑)


緊張については、場数を踏むことによって鍛えられた部分が大きいと思います。今でも緊張しなくはないのですが、人前に出だした当初よりもかなりおさまってきています。


緊張しないコツ・・・

万人に効く特効薬的なものはないと思われますが、「場数を踏む」というのは誰にでも通じる基本事項と言えるでしょう。ただ、どのくらいの数をこなせば良いかについては個人差があるところ。


人前で弾くようになってまだ1年ですが、もし私が落ち着いているように見えるのだとしたら、その秘訣はきっとこれです。

毎回自分で「緊張」に関する実験テーマを決めて臨む


演奏についてのテーマもありますが(最後の和音だけしっかりきれいに弾くとか、出だしの左手の人差し指を絶対に小さな音で弾くとか、そういうの)、それとは別に「緊張」を研究テーマにして、あれこれ試しているところがあります。トライ&エラー方式です。


緊張はしない方がいい。

緊張により手が震え、思うように弾けなかったことは何度もあります。

どうすれば緊張せずに、普段通りに弾くことができるのか。


いろいろ考えてみました。

緊張ってどこからきてどこへいくのでしょう?

不思議ですよね。

私は、緊張すると演奏前から頭に血が上り、顔が赤くなります(酔ってません)。

そして心拍数が上がってドキドキします(酔ってません)。

胃腸などの内臓が、なんだかゾワゾワするような感じがします。体内では内臓が固くなって縮こまっているのかもしれません。

そして演奏時、手が震えます。

震えている手に気付くと、さらに震えが倍増します。

と、これだけ体に変化が生じるわけです。

でも、一体、何に反応してこんなに体に異変が生じるのでしょうか。


火に触れて熱いとか、氷に触って冷たいとか、そういう外的刺激はありません。

ただ、自分が思い描く「不安」という形のないものに対して、体が反応しているんです。

実体はないのに、体は反応する。

それってレモンや梅干を想像しただけで「すっぱい気」がして唾液が出るのと同じだなぁ、と。ほんとうはちっともすっぱいことなんてないのにも関わらず。

こういう場合、「すっぱい気になって唾液を出す」という反応をしたくないと思ったら、「レモンのこと、考えちゃだめ!」って思ってもダメですよね。その時点でレモンのことを考えている。

となると、「緊張しませんように~人という字を3回のみ込む~」「今日の私は緊張しないことになっている(自己暗示)」とかもやってみたことがあるのですが、これは効果なしでした。

緊張のことを考えれば考えるほど、緊張するのです。

というわけで、緊張について考えないようにするのが一番良いと思います。


演奏前の自己紹介の時に「緊張しています」とか言うのもなし。

緊張対策にアメをなめるとか、赤い靴下をはくとかゲン担ぎ的なものもなし。


とはいっても、順番待ちをしていると「緊張」の影が忍び寄ってくるので、レモンの法則を自分に都合が良いように使う作戦を編み出しました。

実体はなくても体はそれに則した反応することができるのなら、緊張と真逆のこと、体がリラックスして弛緩するようなことを考えるようにする、のです。

というわけで、出番待ちの間、自分が温泉に浸かっている光景やと~っても快適なリゾート地の海でシュノーケリングしている光景などを思い浮かべてみました。そうすると、内臓が縮こまるような感覚や、心拍数が上がることはなく、演奏もほぼ平常心でできました。


・・・これは、今回試してうまくいったことなので(初の試み)、今後も安定的な効果があるのかどうか、また次の人前演奏の機会に試してみようとおもいます。



サークル仲間に「何か自己啓発とか受けたんですか?(そのくらい、変化を感じたそうです)」と聞かれたのですが、あながち間違ってはいないかもしれません。どこかの自己啓発セミナーなどを受けてはいませんが、自分で自己啓発、いや、自己開発を毎回していますから(^w^)

カキもそれぞれ。すぐに開くのもあれば、最後まであまり開かないのもある。それぞれです。