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本日の空模様は、、、。

6.28.1

2019.06.28 12:00

誕生日を1週間程過ぎて、ようやく心の平静を取り戻したところだ。


嬉しいような、歯痒いような、沸き立つような、狂おしいような、でもどうしてか幸せな、そんな複雑な数日だった。


20歳にはこの身をどうにかせねばと思っていたのに、もうそこから3年も経ってしまった。


もはや吹っ切れた頃合いかと思えば案外そうでもなく、未だに「6.21」に描いたような夜はやってくるもんで。


これはもう、そういうもんなんだと受容したところ、多少は楽になったのが、ここまでくるのに何年要してんだって、思い返すと笑えるもんだ。


今年の誕生日のテーマはそう。

本気で吹っ切れて、笑い飛ばしてやろうってとこだ。


自分の好きなものを数えて、訪ねて、ほら、悪くねえだろって自分に言い聞かせる、そんな一日。


今回はその日を思い返して日記にしてみようと思う。




誕生日を迎えて一番最初にした事は、日記を纏めること。


そう、「6.21」だ。


纏めたのは深夜0時頃だから、感覚としては前日の夜。

明日にはこの負の感情を浄化させてやる、という目標設定のつもり。

俯瞰するつもりで纏めていたのだが、やはり纏め終わる頃にはドッと疲れて、心が潰れるような想いに苛まれた。

それだけ、爪痕が深いんだなあと思い知らされながら、眠りについた。


夢を見たようだが、まったく覚えていない。

相変わらず朝は顎が重い。


頭も重いと思ったら雨が降っている。


せっかく早起きしたのに、幸先の悪い誕生日だ、と思いながら支度を済ませて家を出る。


普段は自転車で駆け抜ける道を、今日はお気に入りの傘をさして、歩いてみた。

傘を叩く雨音が心地よかった。


バス停に着いて、バスを待つ。

待っている間、雨脚が強まってきた。

見る間に土砂降りになって、ズボンと靴が濡れた。


なんてこったい。


天気予報は晴れだったのになあ、と思いながら乗車。

個人的に雨の日のバスは好きなのだが、あいにくの通勤ラッシュで情緒を楽しむ余裕もなかった。


最初の目的地は中目黒にある。

電車もバスと同じでギチギチ。

人混み嫌いの俺は中目黒に着く頃にはすでに満身創痍。

雨が止んできた事だけがせめてもの救いだった。


目的地までの道中でマッサージのお店を見つけた。

元々いつもと違うこともしてみたいと思っていたので、前日に"ゲイマッサージ"で検索してその相場に度肝を抜かれたのだが、ここのお店はそこの約半額だった。(たぶんこっちが普通)


スタッフも男性、女性を選べたから、もはやゲイマッサージならぬノンケマッサージやん、と思って即予約した。


予約が完了する頃にはひとつ目の目的地に着いた。


「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」


世界に5店舗しかない焙煎工場を併設するスタバ。

入店して早々に限定グッズに目が眩んで、コーヒープレス、コーヒーポット、木製のケース、ロースタリー限定のスタバカードを購入。

幸せ。


今回で3回目(?)の来店なのだが、初めて当店舗の3階限定のコーヒーカクテルに手を出してみた。


朝からお気に入りのお店で飲酒する背徳感といったら、この上ない。

イタリアンベーカリー「Princi(プリンチ)」のパンを片手に、ふたつのカクテルを味わう。


とても複雑で繊細な味。

甘くて苦くて、でも飲みやすい。

アルコールが高めなのか、胸がじんわりと温かくなる。


そんな中、ポケットを震わせ、1通のメールが届く。

「APOROGIES」からだ。

amazarashiの有料会員サイト。

いわゆるアーティストのファンクラブサイトからだ。

毎年、誕生日にメッセージが届く。

その内容にも少し目が潤んだが、今日この後にも会えると考えると、また胸が熱くなる思いに駆られた。


そんなこんなで、カクテル二杯注いだだけでトロンとしてきた。

カクテルを作ってくれた店員さんと「今日誕生日なんです〜」「え!早く言ってくださいよー!」なんてたわいのない会話をしてたらもう店を出る時間。


感謝の意を手書きで残して席を後にする。


お店を出たところに、一人でロースタリーに来たと思われる外国人の女性が自撮りをしていたので、写真撮りましょうか?と声を掛けた。

撮ってあげたら嬉しそうにしていたので、心もほっこり、良い一日をお過ごしください、と見送ったところで時間に追われている事を思い出した。

いかん。


10分遅れで先ほど予約したマッサージ店に着く。

事前に遅れますと電話で伝えていたので、お店の方もスムーズに通してくれた。

懐が深い。


担当してくれたのは期待していたようなプリプリなお兄さん!ではなく熟年のおじさまだったのだが、これはこれでアリか、なんて考えていたのもつかの間。

玄人のマッサージは一味違う。

マッサージってのはこんなにため息が出るほど気持ちの良いものだったのか。


最高にリフレッシュして、また来ようと思いながらお店を後に。


次の目的地は代官山にある。

ぼちぼちランチ時だ。


ん、あれ、こんなに荷物軽かったっけ。

代官山駅の改札を出たタイミングでマッサージ店に傘を忘れた事を思い出した。

焦ると言うより、先ほどとは別の意味でため息が出た。

仕方がない。

泣く泣く中目黒と代官山を往復する羽目に。


さて、気を取り直して代官山。

ふたつ目の目的地はこれまでもう何度足を運んだか分からない。


「スプリングバレーブルワリー東京」


キリン系列の醸造所を併設するクラフトビールレストラン。

新しいビール・カルチャーの発信基地。

実はディナーではよく利用するものの、ランチでの利用は初めて。

忘れ物のせいで余計な時間を掛けてしまったので、少し遅めのランチだ。

といっても、ここでも飲酒が主な目的だ。


ブルワリー定番の6種コアシリーズの中でも、「496」が俺の一番のお気に入り。

この豊潤な香りと微かな甘み、そしてキレのある苦味。

既存のどのビアスタイルにも属さない、完全数「496」の名に恥じない唯一無二の味わいだ。


しかもここ、ブルワリーの店舗ではビールに更なる風味や香りをカスタマイズできる、世界に4台しかない専用の高機能サーバー「ビアインフューザー」がある。

これ一台でフェラーリ1台買えてしまうとかどうとか。


俺のお気に入りの「496」もカスタマイズできるそうなので、毎度の事だが早速頼んでみる。

……が、どうやら機械の調子が悪いらしい。

この日初めての稼働らしいのだが、どうしたものだろう。

希少ゆえに直せるスタッフも少ないらしい。


俺が誕生日だと伝えてあったこともあってか、スタッフの方々が別のビールの飲み比べを無償で提供してくれた、3種類ほど。

優しい。。

すでにほろ酔い状態だったので、これでも十分満足、と言ったところで機械も無事直ったようだ。


通常の「496」と香り付けされた「496」をこれまた飲み比べ。

流石に飲み過ぎてしまったかもしれない。


十分に楽しんだところで、そろそろ本日のメインディッシュが近づいてきた。

何を隠そう、今回のメインディッシュはamazarashiのライブツアー「未来になれなかった全ての夜に」である。

渋谷から徒歩圏内にあるNHKホールで開催される。


毎度恒例、ライブの気分を盛り上げるために、カラオケでボルテージを高めてからいこう。

代官山から渋谷に移動して、ビッグエコーに入る。


amazarashiはDAMにしかない、もしくはJOYSOUNDにしかない、という曲がちらちらとあるので俺は音質重視で基本はDAM、JOYSOUNDにしかない曲を歌いたいときだけJOYSOUNDを利用している。


ビッグエコーは高めの価格帯なのもあって比較的音質が良く、部屋も綺麗。

機種もほとんどDAMで揃えられており、エポスカードで毎回割引になるので贔屓にしている。

ちなみに、まねきねこも贔屓にしていて、こちらはDAMとJOYSOUNDどちらもあり、比較的価格が安く、その割に部屋は綺麗。

いつの間にか会員ランクがめちゃくちゃ高くなってて割引されるのも嬉しい。


長々と失礼した。

こだわりの強さがよく伝わったと思う。


もちろん歌うのはamazarashi。

声質が近い?というより、歌い方が真似しやすいし、一部の曲は苦手だが、音域もギリギリカバーできる点がありがたい。


不思議と喉の調子が良い。

喉が枯れ切らない程度に身体が温まったところでカラオケも終いにする。


ビッグエコーを出て、まっすぐライブ会場であるNHKホールへ歩いて向かう。


こんなところに、こんな施設があったんだなあ。

イクスピアリの裏にある舞浜アンフィシアターへライブ参戦した時の感覚に近い。

知り尽くしているようで、ひとつ通りが違うだけで知らない世界があるもんだ。


早めに会場入りして、会員限定のサービスを受けたり、ツアーグッズを買い漁って、もう準備万端。


この時点で俺の幸せ指数はMAXに近い状態だったが、これを超えるライブを披露してくれるのは目に見えている。


刻一刻と時間が進む。


会場にはグレースケールに身を包んだ人々が行き交う。

色彩の落ち着いた洋装に身を包んでいる人が多いのと、老若男女問わず、中には車椅子を漕いでる人も珍しくない。


日が傾いてきた頃、開場となり周囲の人々もそわそわし始めた。

俺も例に漏れず、人一倍そわそわしていた。


ホールというくらいだ、普段のライブ会場と違い、全席に椅子があり、これからオペラコンサートが開催されるかのような佇まい。


早めに自分の席に座り、スマートフォンの電源を切り、その時が来るのを待つ。


周囲の期待値の高まりは、席が埋まる度に増える耳打ちの木霊が物語っていた。