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空井戸サイクル

デビアス。

2019.06.28 11:11

昨日出した捜索願いに対し即反応頂きまして、我がチタン固定車は遠くへ旅立つ事になりました。

「いってらっしゃいませ〜」


そして入れ替わるように弊店店頭にチタンがまた。

「いらっしゃいませ〜」

という事でOutbox/チタニウムクルーザー(15インチ)で御座います。

Outbox Titanium-Cruiser  ¥204,000(税別)


「今乗っている通勤車両がどうにも重たく感じてしまって・・・」と悩むお客様に御用命頂いた今回。

何と贅沢な通勤車でしょう!と言いそうになりますが、原チャリよりか安いくらいでこの内容は確実に価値あり一本。

チタンフレームは錆びない(というか酸化皮膜が形成されて進行し難い)という事だけではなく、

掃除が物凄く楽なので、天候問わず毎日駆ける通勤車両としてはある意味適しているのかもしれません。


そんなアウトボックス/クルーザの充実っぷりは詳細は過去分に譲るとして、実際に組んでみると気になる点が。

チェーンリングとチェーンステーのクリアランスが、まぁ見事なまでにギリッギリです。

以前拝見した試乗車には接触痕も無かったので意外と行けるのかもしれませんけど、

実用する中でリング曲げたら即アウトでしょうし、ジャムったら・・・やはり即アウト。



ついでに言えばクランク自体が右にオフセットして取り付けられているので左右バランスが少々変。

こんなモンでOK!と言えばOKなんだろうけど完璧では無いよねぇ、という事で。

7000SLXのクランク&34tリングに変更してクリアランスも左右バランスも「完璧」。



と、人様のアッセンブルにケチをつけてしまいましたが、実際問題このクランク以外は完璧に近いというか、

仮にフレームがクロモリであったとしても驚愕せざるえを得ない超ハイコストパフォーマンスっぷりで、

加えてフレームは高品位な米国エリクサー社製チタンフレームってんだから脱帽するしかありません。

因みに車重は公称10.0kgなのですが、クランクをSLXに交換した結果約9.7kgと10kg切りを達成。

そう、この見事なアッセンブルの中でクランクだけが唯一の鬼っ子だったのです。


画竜点睛正にコレ。