SLAM DUNK
第14回目のこだわりの《表情》は、
漫画、スラムダンクの《表情》です。
誰もが知る超大人気漫画ですね!
作者は井上雄彦先生、高い画力と迫力のある絵を描かれる先生です。
数々の名シーンがありますが、
その中でも心を動かされる《表情》について書いていきます。
ネタバレな要素が含まれているので閲覧注意して下さい。
井上雄彦、『SLAM DUNK』、集英社、96年10/8初版、31巻、引用
かっっっっこよすぎませんか!?!?
この愚直な眼差し、自信、信頼、
この男ならやってくれるという熱意を感じませんか!?
眼と眉毛の黒さが力強さとメリハリを生み、
細かな書き込み、大きな構図が立体感と臨場感を出しているんです!!
さらにこの表情を引き立たせるための演出が最高に熱い!
このシーンは、
最終巻、最後の試合、逆転するがさらに逆転されてしまい残り時間10秒…!
というシーンなんですが、
このページまでセリフがないんです!!
動きや表情で試合のスピード感、緊迫感、激しさを表現していて、
ページをめくった瞬間にこの《表情》!!!
いつ読んでも熱くなります…!
なんでここまで熱中できるのか、
内容が面白いのというのも当然ですが、
1番はこの世界に『引き込まれている』からだと思うんです!
高校という身近な設定、馴染みやすいキャラ達、
スポーツものという多くの人が熱くなれるジャンル
全ての条件が揃っている感じがしますよね。
この『引き込む』ってすごい大事で、
良い作品もこの要素があるかどうかで面白さの感じ方が変わってくると思うんです!
それはデザインにも言えることで、
キャッチコピーや演出で相手を引き込もうとする力って大事ですよね。
漫画に限らずヒット作、って
本当にいろいろ考えられているんだなって痛感します。
頭よくなりたいですねえ笑