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この道往けば act2

岐阜遠征第2弾 酷道418号最狂区間 前編

2019.07.01 00:49

皆さんは「最悪の酷道」と聞いてどこを思い浮かべるでしょうか?

百井別れ有する国道477号

暗峠の国道308号

正統派酷道425号

四国最強国道439号(レポ未)

「洗い越し」の国道157号


過去も含めるならコンクリートブロック様の国道421号

徒歩でも通れなかった国道121号(レポ・未)も含むかもしれません。


しかしそれらの酷道の中で唯一「キング」の称号を持つ道があります。

国道418号

福井県大野市を起点とし、長野県飯田市に至る総延長243kmという超大路線です。

尾並坂峠(330m)

売木峠(うるぎとうげ・980m・レポ未)

平谷峠(ひらやとうげ・1164m・レポ未)

さらに上記した157号と重複して温見峠(1020m)

このように4つの峠、うち3つの1000m級の峠を越える気合いの入ったルーティングです。


しかし、418号の核心は峠ではないのです。

それはここからレポの中で順々にわかっていただけると思います。

それでは皆様心してご覧ください。

これが日本の酷道のキングの姿です!

道は至って普通の2車線、田舎の国道の雰囲気です。

こんなどこにでもある道が、突然豹変することを僕は知っています。

青看板の行き先は飯地、本来なら八百津とならねばならないはずなんですが・・・。

その最強区間は長野県にほど近い岐阜県で最も東に位置する自治体の一つ、恵那市(えなし)にあります。

「そこ」に至るまでは普通、というのがある意味この道の怖い所でもあります。

脅した所でどうせいけるんでしょ?という甘い考えはこの先で完膚なきまでに叩きのめされるわけですが。

なかなか素敵な線形で下っていく国道418号、奥から右に見切れてから現地点を通って左に消える。

中央の田んぼがいい味出してます。

そして下り始めればそこはもう目の前。

幅 員 狭 小

この狭まり方はいよいよやばい狭まり方です。

何がどうとは言いにくいんですが、雰囲気が「この先にボスがいるな」という雰囲気を醸し出しています。

そしてここには・・・、

これっていつの看板だろう?

これは完全に偽りありです。

何せこの先、国道に人が通れる場所なんてないんだから。

それって道って言えるの?

ダム湖を渡る赤いスルートラス橋、ここがひとつのポイントとなります。

ここから先の行動は完全自己責任となりますので、中編、後編でもお気を付け下さい。

ここからミスで写真の画質がおかしくなっているのをご了承ください。

雰囲気は伝わるかな・・・。

お見苦しいことをお詫びいたします。


写真はこの先の迂回路の地点です。

左が国道、右は岐阜県道412号恵那八百津線(えなやえづせん)。

白線が完全に国道を無視している点に注目です。

まぁ先の無い道なので仕方ないですが・・・。

完 全 封 鎖

恵那土木事務所は猫の子一匹この先に通すつもりはないようです。

先ほどの分岐後、猫の額ほどの細さの道がしばらく続きますが、結果はこれ。

この完全封鎖では身一つでも入れば不審者扱い決定でしょう。

おとなしく迂回路へ向かいます。


もちろん、このまま帰る僕じゃありません。

当然、人気が少ないと前情報のある、八百津からの突入を目論んでいます!

この周辺は笠置ダムがあって、意外と人が多いんですよ・・・。

そしてこの木曽川を堰き止めるダム群こそが、この道最大の悲劇をもたらすことになるんですが・・・。


レポは次回、中編をご紹介します。

今回が国道418号の現在を紹介したものなら、次回はこの道の未来をご紹介するレポになる予定です。

是非ご覧ください!

中編へ