#3バランスセラピーのすすめ
前回は、
自然性の適用、リラクセーションについて、
そして、そのための幸せな生理を作り出す「ホメオストレッチ」についてお伝えしました。
私も過緊張タイプなのでわかるのですが、
無意識に奥歯を噛み締めているような状態で
「リラックスしてください」
とどんなにさわかな声で言われても
「……」
「肩の力を抜いて、呼吸を楽にして」
「……」
もちろん心がけることはできます。
でも、できないのです。
大切なのは、
奥歯を噛み締めない身体の状態にすること
例えば、うつとは、
ストレスに耐えきれなかったことによる心身反応のひとつです。
脳の機能が、適応の限界を超えてしまったことが直接の原因
言い換えれば、
脳の疲労が「うつの正体」と言えます。
その他の症状についてもそうですが、
では、
脳疲労
はどうやって解消すればよいでしょうか?
がんばるだけではうまくいかない
![](https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/424359/5fcc35e7d065192934077f152b7404be_c7da4b43687e79a96617e6216c7c88ef.jpg?width=960)
よく耳にするのは、
「がんばることをやめましょう」
とか
「気持ちを楽に」とかですよね。
でも、頑張っている人にとって、
がんばることをやめることすら、
がんばらないといけない
という状態になっていたりするのです。
その状態をひっくるめて、
脳疲労を解消していく。
先にも触れたように、
奥歯を噛み締めない体の状態にして、
体の緊張を解いて、
ゆるんで初めて、前向きな考え方ができる
【余地】がうまれる
のです。
この余地、スペースが生まれて
また違った景色が見えることが
本当に大切だなぁと、
日頃、ケアをさせていただいて思いますし、
その方にふっと生まれた「余地」を感じ取れると心からよかったなぁと、自身もまたゆるめるのです。
これについては、
家族の入院中の実体験に詳しいので、よければ下記に飛んでみてください。
身体からアプローチして、心を癒す
これが、リラクセーションの方法である
ホメオストレッチ(筋肉応用覚醒伸展法)の原理なのです。
少し具体的に言えば、
抗重力筋に適度な刺激を与えることによって、脳をリラックスさせる動きです。
私は、ホメオストレッチのことを
寝てるだけ瞑想
と呼んでいますが、
毎日の生活がストレスだらけの人にも、短い時間でリラクセーション状態を取り戻すことができる画期的な方法なのです。