サクソフォーンについて学ぶ(楽器別指導法)
東京音大吹奏楽アカデミー、毎週月曜のバンドディレクション授業のあとは各楽器の講師が順番に「楽器別指導法」の授業を担当しています。
今週と先週はサックスについて講師の蓼沼(たでぬま)先生が担当されました。
今回まず驚いたのは、資料の素晴らしさ。
中身はお見せできませんが、20ページにも及ぶフルカラーの資料で、この授業のために作られたそうです。
僕も夏休み明けにこの授業を担当しますがどのようにしたら効率よく進められるか考えていて、専門外の楽器について学び、現場で実践的に使えることを目的とするなら、蓼沼先生のように資料として残しておくのが最も良い方法だと感じました。真似させていただきます。
第1回目の授業では、リードやマウスピースの種類だけでなく、それらが変わると聴こえ方がどれだけ変化するのかを実践してくださいました。正直この変化には驚きで、もしこういった知識がなかったら、中学校の吹奏楽部の指導でも無理難題を生徒に言ってしまうかもしれません。
そして第2回目は実際の音の出し方や指導する際に覚えておいて欲しい奏法や構え方についての知識を実践的に解説してくださいましたが、最も参考になったのは「中高生あるあるトラブル集」。
間違った扱い方による楽器の破損や事故のいくつもの事例はとても大切な知識です。
そしてみんなが一番興味を持っているのが、楽器体験。この時間が一番盛り上がります。
吹奏楽アカデミーの1年生は8人中2人がサックスなので蓼沼先生のサポートをしてみんなで楽器を吹いてみました。いつも見慣れているサックスですが、バリトンともなると想像以上の重量に驚きます。木管楽器って本当に重いですよね。これで何時間も演奏するのは大変だろうなあ。
ということで2週に渡って大変充実した授業になりました。今回も勉強になりました。お疲れ様でした!
荻原明(おぎわらあきら)