我が家の愛犬 黒柴”あん” 本当は”あんみつ姫” 名前を付けるときのエピソード。
黒毛の柴犬の”あん”と暮らし始めて、もう5年3ヶ月になる。
あんが “あん”という名前になったエピソードをご紹介。
本当は、こう見えて”あんみつ姫”なんです。
あんは、赤毛の両親から三姉妹で生まれた。
他の姉妹も赤毛で、黒毛はあんだけ。
おばあちゃん犬が黒毛だったそうだ。
出産前のお母さん犬に会わせていただいた。
とってもおっとりとしたわんちゃんで、
この母犬から生まれる子犬をもらうと決めた。
生まれたとブリーダーさんから連絡をいただき、
すぐに会いに行った。
まだ目も開かず、ただ黒い毛の塊で、
もそもそ動くネズミのようでもあり、
むくむくのぬいぐるみのようでもあり。
それでも、もう〜可愛くて仕方がなかった。
母犬と姉妹たちと、少なくとも2か月間は一緒に過ごす。
この期間は、
子犬にとって、とても大切な期間だ。
2ヶ月後に迎えに来る日を約束して帰った。
子犬に会った帰り道、
うちの子になるあの子の名前を何にしようかと、
ずっと考えながら車を走らせた。
やはり日本犬だから和風な名前にしよう。
和風な名前といって思い浮かぶのは、どれも私が大好きな和菓子ばかり。
大福ちゃん、だんごちゃん、おはぎちゃん。
どら焼きのドラちゃんは?いやいや、猫ちゃんじゃないし。
きなこちゃんは?いやいや、黒毛の黒柴だから黒いものがいいよ。
黒といえばやっぱり「あんこ」
だけど、う〜んもうひとひねり欲しいよね。
それじゃあ「あんみつ」は?
ということで「あんみつ」に決めた。
そして、これから毎日駿府城(公園)に散歩に行くから、
「姫」もつけて「あんみつ姫」だ!ということになった。
あんみつ姫はすくすく育ち、今は5歳5ヶ月、11.05kg。
時々おてんば姫となることもあるけれど、
おっとりと優しい姫だ。
“あん”という名前は、
女の子らしい彼女にぴったりだったと思う。
「あんちゃん」と呼んだとき、
「なぁに?」という顔をして振り向く。
その顔が、その目が、私は大好き。
この5月から、夫が東京へと単身赴任となった。
今は、あんと私の二人暮しだ。
あんは寝てばかりだけれど、
時々むくっと顔だけ上げて、
私が何をしているか、ちゃんと居るか、
確認する。
私も、あんのお気に入りのソファーに彼女が居ないと、
あれ、どこ行ったかな?と心配になる。
お互いに黙視。
「居る。よろしい。」
言葉は交わさないけれど、
もちろんそれで安心。良いのだ。
こんな調子で、
あんとの日々を、穏やかに睦まじく暮らしている。