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髪質改善とドライヘッドスパに特化した高知の美容室Hair&spa TRICO【ヘアーアンドスパトリコ】のブログ

色んなカラー剤、何が違う?

2019.07.17 08:08

Hair&spa TRICO【ヘアーアンドスパトリコ】の公文です。


今回は前回のブログの最後に書いたカラー剤の違いを書いてみます。

あくまで公文が使ってみた感想ですので、当店で使っていない、または使わなくなったカラー剤を否定するつもりは全くありませんので、ご了承ください。

うちではイルミナカラーをメインに、5種類のカラー剤を置いてます。


これとはまた別でしっかり白髪を染めたい時に使うカラー剤が2種類あります。


この中で使う頻度が最も多いのがイルミナカラー。


たくさんあるカラー剤の中で、なぜイルミナカラーをメインで使ってるのか、イルミナと新たに導入したイノアとどっちがいいのか、公文的見解をできるだけ簡単に書きますね。

いつも長くなっちゃうので笑


興味ない方は最後の

ここから本題

ってとこまで飛ばしてる下さい♪


エドル
今年の2月に発売された新しいカラー剤。

独自の処方で髪の毛の赤味を漂白する事で、色落ちしても赤味の出にくい状態に。

結構色が濃く、試した時に色持ちも良さそうだったので使いはじめました。

主にブリーチした髪や、ブリーチしてなくてもハイトーンの髪に使ってます。

色味が濃いって言っても他のカラー剤同様、黒髪の方やブラウン感満載の状態の髪に使って、皆さんが求めるようなアッシュやグレーになるかと言うと、それは無理です。


オルディーブアディクシー
赤味だけでなく「ブラウンまでもかき消す」がこのカラー剤の売り。

カラー剤の多くが、各色味(赤とか青とか緑とか)+ブラウンで構成されているんですが、これはブラウンが入ってない、ゼロなんです。

だから色味が濃い。

アッシュに関してはホントに青しか入ってない。

けど僕的には、染め上がりだけでなく、その後の状態も見ていくとイルミナの方がブラウンまでも消える印象。

お客様の髪の毛を見てると、イルミナだとベージュっぽく抜けた状態で帰って来てくれるのが、これだとブラウン。

このブラウンが後々のカラーに邪魔なので、これも主にブリーチ使ったカラーに使ってました。

けどエドルの方が使いやすかったので交代。


スロウカラー
色味がシアーブラウンベースのカラー剤。

「究極のアッシュを」というのがこのカラー剤の売りでしたが、ブラウンベースなので皆さんから求められるような色味にはチョット遠い…。

ブラウンベースだと色持ちはいいですし、ブラウンベースにしてはキレイな色は出るんですが、他のに比べるとチョット劣るかな〜と言った印象。

こちらもやはり色落ちした時にブラウン味や赤味がどうしても戻ってくる。


アプリエ・アプリエミドル
「ハイ透明感」が売りのカラー剤。

簡単に言うと、ブリーチしなくても、それに近いぐらいの明るさや透明感が出せますよって事。

ちなみに↑はメーカーパンフレットにも載ってた画像なんですが、ブリーチなしでこの色が再現できるかと言うと…残念ながらできないそうです。

インタビューでこのモデルさん作った美容師さんが言ってたので間違いないでしょう。

でも、明るくするパワーはピカイチ!

これまでのカラー剤では届かなかった、ブリーチが必要だった領域まで明るくできます。

なので、色落ちしたら金髪と言っても過言ではないぐらい笑

色味をしっかり発色させるのが難しく、染める前の状態が仕上がりに結構影響する印象。

あとは、僕はダメージと色持ちの悪さが気になりました。

でも明るくなれば色持ち悪くなるのは仕方ないんですよね…。

「ブリーチなしでそれに近いような色が表現できるなら…」と思って自分たちの髪で試してたけど、僕には難しかったのと、上にも書いたダメージと色持ち、色落ちした時の色が…などの理由からうちの「髪の毛のお悩みも改善、解消しながら美しくデザインし、その時だけでなく、後々までキレイが続くように」というモットーから外れてしまうので、お客様に使う事なく、不良在庫となってしまいました笑





ここまでのカラー剤の名前はInstagramやHOT PEPPER、ネットで見かけた事のある方もいるんじゃないでしょうか?

たまに

「ネットで〇〇ってカラー剤の〇〇って色で染めると、この色になるって見たんですけど」

って画像持って来て下さるお客様もいるんですが、インスタ映えするようなカラー、皆さんがこんなにしたいって見せて下さるキレイなカラーには、どんなカラー剤を使うかも重要ですが、最近のそういったカラーにするのに何より重要なのはブリーチです笑

最近のInstagramやネットに上がってるカラーデザインはホントにブリーチありきなスタイルばっかりなので…。

前にも書いたけど「#ブリーチなし」に騙されちゃあいけません!

まだ読んでない方はぜひ↓

そして、ネットの情報にも騙されないようにね♪



ここから本題


ここからはTRICOのメインカラー剤であるイルミナカラーと、新たに導入したイノアを比べていきます!


イルミナカラー
カラーでのダメージはキューティクルへのダメージが一番大きくて、残りがアルカリとかその他色んな物ってのがこのメーカーの見解。

それを独自の処方でキューティクルへのダメージをなくしたのがイルミナカラー。

色味はベージュベースで透明感が出やすく、色落ちした時にも他社のカラー剤に比べて赤味やブラウン味が出にくいのも特徴。

これは次回以降のカラーの発色に大きく関わってきます。

外国人風カラーの火付け役と言ってもいいようなカラー剤。

白髪も染まるけど、そこまでしっかりは染まらない。(しっかり染まる、染まりやすい髪質の方もいます)

キレイなツヤが出て、指通りも良くなります。


イノア
オイルベースでアルカリの配合量も少ないからダメージが少ない。

ツヤが出るし、指通りも良くなるとうたってるけど、そこまで劇的に変わるかと言われると…。


ここからはイルミナカラーにないイノアのメリット・特徴↓

ブラウン系だとイルミナよりも白髪も割としっかり染まる。

(※アッシュとかになるとやっぱ薄染まり)


残臭がない。

(※塗ってる最中も全く臭くない。と言うより、直接カラー剤を嗅いでみても無香料のクリームのようなニオイがほのかにしかしない)


超低刺激。頭皮に付いてもしみない。

(※全員ではない。超絶弱い方や傷がある方などはしみるかも)


アルカリの配合量が極端に少ないので、髪への負担が少ない。

(※カラーダメージに関して、イルミナとは違うポイントに着目してダメージカット)


ここからはイノアのデメリット・特徴↓

普通のカラーに比べて明るくできない。

上でも書いたように、アルカリの配合量が少ない為、あまり明るくできない。

実際、黒〜明る過ぎず暗すぎないレベルまでしかカラー剤がありません。

まぁでも、うちではこの辺のオーダーが半分ぐらいを占めてると思うので、大したデメリットではないと思います。

ブラウンに少しアッシュをmixして染めた仕上がりがこちら↓

アッシュが混ざってる分、MAXの明るさよりも少し暗く見える仕上がりになっています。

ブラウンのみで染めれば、元の状態や髪質にもよりますが、もう少しだけ明るく仕上がると思います。


ブラウンベースのカラー剤なので、イルミナほど鮮やかさは出ないと思います。

ブリーチを使ったカラーで使用した場合は他のカラー剤同様、鮮やかに発色します。

ブリーチ後のカラーは非常にしみやすい方が多いので、そんな時にも適してますね。


色落ちして来た時(ブリーチを使わなかった場合)はスロウカラーのように、ブラウン味や赤味が強い方は赤味が戻って来そう。



イノアはどんな人にオススメ?

イノアの最大のメリットは

超低刺激・ニオイがほとんどない

って所。

なので、いつものカラーでこれらが気になる方には超オススメです。


他には、そこまで鮮やかな色味を求めない方、お仕事であまり明るくできない方、色持ちのいいブラウン系カラーが好きな方、白髪染めをされている方にもオススメ。

イルミナは赤味やブラウン味をしっかり削ってくれる分、透明感のあるキレイな色味を表現しやすいベース作りに適しているんですが、色落ちすると黄色っぽくなりやすいとも言えます。

この黄色っぽさが重要なんですけどね。

これが嫌いな方にはイノアの方がオススメです。


イノアはブラウン系なら白髪もしっかり染まるけど、白髪染めみたいに後残りしそうにないので、白髪も染めたいけど、たまには明るさぐらい変えたいなと思った事のある方、そうなりそうな方にもオススメです。


まとめると、

カラーをデザイン重視でなく、コンプレックス解消重視でされてる方に向いてるカラー

かと思います。




こうやって説明しても、人それぞれお悩みも違ったり、なりたい感じも違うので、ご来店頂いた時にお話伺って、僕たちがどっちが向いてるかアドバイスさせて頂きますね。


こんなカラー剤を導入したってのを覚えておいて下さい♪


TRICOはこれからも

ただデザインするだけでなく、髪の毛や頭皮のお悩みを改善・解消に導きながら美しくデザインし、そして後々までキレイが続く

をモットーとしたケアデザインを皆さまにご提供していきますので、宜しくお願い致します。