ライターとして
6月議会が終わり、7月へ。同僚の近藤英昭議員が急逝された。お互い新人議員で、昨年5月の滋賀で行われた新人議員対象の合宿研修会へは、片山議員、神谷議員の4人で参加し、夜は懇親会でいろいろ話したことが懐かしい。近藤議員とは、同じ、阿下喜校区の選出であったので、阿下喜小学校の行事はいつも一緒に参加をしていましたし、校区内の交通安全についても、いろいろと意見交換もしてきました。大変、残念でなりません。御冥福をお祈り致します。
『最近、議員以外の仕事はしてるの?』
たまに聞かれます。議員の仕事が8~9割で、特定の編集者からの依頼に対する仕事しかしていません。議員という世界は、いわば底なしでもあります。やろうと思えば、次から次にやることが出て来ます。市政はすべて把握するだけでも、相当な時間を要しますし、法律や国の県動きはコロコロ変わります。そうした知識を入れないと、市の政策が遅れていないか?市職員が現在をしっかり認識できているか?チェックできません。特に、「田舎」と呼ばれている地域は、慣習が踏襲され『このままでいいやん』という空気が重たく覆っています。しかし、基礎自治体が、この時代に、生き残るため、暮らしを維持するためには、「このまま」ではならないのです。
ああ、ライターとして、がタイトルでした。
たまに、旅行雑誌の仕事はしています。今は、海外の旅行ガイドのライティングをしています。「ええ!行っていないのに?」との声も聞こえそうですが、資料を見ながら概要をまとめるのもライターの仕事です。
ライターは書く人。さらに言えば、「読者目線で読みやすく、わかり易く、書ける人」、だらだら長く書くのではなく、コンパクトに文字数に合わせて。
また、取材のプロでなくてはいけません。言いかえれば、傾聴のプロ。意外に、これできないのですよ。相手から、ほしい情報を引き出すことが。
デザイナーもライターもそんなに簡単な技術ではありません。でも、近年、どんどんライターやデザイナーのような人が増えて、そうした方が、安く仕事をして、ギャランティは大暴落。なかには、知り合いだからと言い、無料でやられる方も。それに慣れた方が、デザインやライティングは安いのが当たり前だと考えてしまう。仕事なのに・・・・。
良いデザインやコピーライトは、非常にシンプルで、できあがったチラシやポスターは、一目見て、何のチラシかファーストインプレッションで伝わります。ぐちゃぐちゃ想い、書いても読みませんから。まずは、手に取らせることが先(チラシの場合はね。読ませなければいけない媒体もあります。)。WEBも、見映えよりも、更新頻度。露出頻度。広告原理をわからない素人が、自分の好き嫌いだけで、こうしたい、ああしたいだけでは、間違いなく効果がありませんね。まあ、WEBの場合は、総合芸術みたいなものですから、WEBデザイナーだけではマーケティグにまでならない。今は、SNSやアプリなども絡んでくるので、なかなか、WEBの効果を上げるのは、手間もお金もかかる。自分で、更新も発信もできないのなら、話にもなりません。
文章の場合も、無難なコピーなど書いても、誰もみないし、頭にも残らない。差別化は必要だとか聞きますが、実際は、差別化できないクライアントが実に多い。
これだけ情報が氾濫していたら、かなり、狙ってインパクトを与えないと、誰も振り向かないものとなります。
さて、書かないとね。と前にも書きました。ライターなのですから。
いろんな事を書かないと、自分が生きた心地もしないです。
だた、最近、「文字が多いと誰も読まないから」という大人が大変多い。こどもに読書を奨めておいてて、大人は活字を嫌うというのでしょうか。文字をじっくり読むことは、情報量を考えれば非常に大切なこと。逆に言うと、かなり近年は大人力が落ちてきております。