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はちどりphoto

親切さんだらけだから 生きていける気がしちゃう

2019.07.03 21:28

バス停を見つけることができません


未だ人がどこから乗ってるのか全然わからないんだけど

昨日シリア人のおうちにお邪魔して帰る時

Uber呼ぼうとしたら

めちゃ高いタイミングだったので

バスに挑戦しました



お父さんがバス停まで連れて行ってくれて

同じようにバスを待っていたおばちゃんに

「この子をローマシアターまで連れて行ってくれ」

と私のことを頼んでくれました


来るはずなのに来ないバスを一緒に45分も待ってくれた挙句

バスの運転手にも

「この子を◯◯で降ろしてほしい」

と伝えてくれました


どんだけ手のかかる34歳なんでしょうか



バスを降りてしばらく歩くと

見覚えのある場所まで来たので

「もうここからは分かるよ」と言いたいけど

アラビア語での会話はできないし

英語は通じないし

ポケトーク は絶賛大不調かつ電池切れ



通りを歩く英語を話せる女の子2人を捕まえて

言いたいことを伝えてもらう

「あの人に頼まれたから」って感じで心配して

おばちゃんは離れようとしませんでした


女の子達も「伝えてるんだけどね、でも気になるのだと思う」

って言いながら一緒に来てくれて

「初めまして」の5人でホテルの近くまで歩きました



こうやっていろんな人に助けてもらいながら

バス初挑戦という小さなチャレンジが成功しました




感謝でいっぱい

申し訳ない気分なんだけど

何も苦としていない様子に何より驚きます


彼女らも聞いてると決して暇なわけではありません



女の子たちは

「welcome to Jordan!」

って笑顔で去って行きました





ここでは目が合うと笑顔をくれます


知らない人同士もよく話すし

バスの中で動画の見せ合いっこもするし

こまったら手を貸します



人との壁がとても低い雰囲気は

ここでわたしに確実に安心感をくれています


「すれ違っただけの人も

もし困ってらなんとかしてくれるんだろうな」

って




もしこんな文化をベースに持つ人たちが日本に来たら

どう感じながら生きてくのかな


日本にも

あたたかい人はたーっくさんいるけれども

総じて受け取る雰囲気が

「受け入れられている」

という安堵感に包まれているといいな



日本に興味をもって色々聞いてくれる人と話すたびに

とりわけ

難民認定を受けている人々と話すたびに

そう思わずにはいられません




*写真は、バスを降りて助けてくれた女の子たち