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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛③)

2019.07.04 07:45

「臣くんなら、別の女性客が騒いでましたよ。湯上り処で見かけたって」




「ホントに?ありがとうございます」




「いいえ、ツアー頑張って下さい!」




「また見に行きますね!」




「はい」




「ところで湯上り処って上?」




「そうですよ!女湯の向こうです」




「どうもありがとう」




アイツ、いくらなんでも風呂早すぎじゃ?




いや、待てよ。




ふて腐れて、風呂も入らないで飲んでるんじゃ?




そんなに怒るか?




…そんなに、『別れる』は禁句なのか?




考え事をしながら階段を登り、ホテル一階の通路を女湯に向かって歩く。




すれ違い様に隆二に気づいて、軽く悲鳴を上げる女性達の声も耳には入らない。




眉間にシワを寄せて、渋い顔をする。




考えを巡らせている時の隆二は、近寄りがたいオーラを放つ。






ーもう別れるなんて、言わない?






数年ぶりに心を通わせた日に…




そうやって念を押したのは、




隆二の方だった。





つづく