日本人は私一人、ネイティブだらけのコミュニティカレッジに通って感じた事 (後半)
こんにちは、4年制大学 University of South Carolinaに編入が決まった ranです。前回に引き続き日本人が私一人しかいない田舎のコミュニティカレッジ、Midlands Technical Collegeで感じた事を紹介していきたいと思います。
今回はMTCに通って分かったあまり良く思わなかったこと、後悔したことについてです。
私の学校はなかなかの田舎にあり、田舎のコミュニティカレッジ全般に当てはまることも多いと思います。
1.留学生サポートの対応
留学生のサポート体制は物凄く重要だと思います。しかし、MTCでは留学生担当の方が学校に1人しかいませんでした。そのため、学期の間はオフィスに居なかったりと、いつでも質問や相談にいけるわけではありませんでした。
私はビザ関係でお世話になったことがあったのですが、緊急な用事なのに担当の方が不在だったので、とてもパニックになった思い出があります笑。 (後日解決しましたが、長くかかりました。)
要件が済んだら、はい、終わり。という感じで、入学当時、これからお世話になるから担当の人と仲良くなろうと意気込んで世間話を始めた私は、秒で黙らせられました笑。 いつも少し冷たい対応でした。
私の編入先の University of South Carolina の留学生オフィスはMTCよりも遥かに大きく、編入手続きの間は対応の素早さと親切さに感動しました!!
2.学食の選択肢の無さ
MTCのカフェテリアにはサブウェイしかありません。毎日サンドイッチは流石に飽きてしまうので、弁当を持って行ったり学校の近くで食べたりしていました。
近くと言っても車がないとといけない距離です。田舎では車を持っているか、車を持っている友達がいないと、不便です。
それに比べて4年制大学のカフェテリアは大きく、たくさんのレストランが大学内にあるので、お昼ごはんにかける時間も結構短くなります。
多忙で食生活が疎かになりやすい大学生にとって、MTCのカフェテリア規模の小ささはマイナスな点だと思いました。
3.住む場所は自分で探す
コミュニティカレッジはその地域に住む人たちのための学校なので、私の周りのコミカレには寮がありません。アパートは自分で探さないといけませんでした。
いざコミカレに入学が決まったとなっても分からないことばかりなので、その土地に一度行ってみないとアパート探しは難しいです。
私の場合は両親が同じ州に住んでいて渡米してしばらく経っていたので、時間はかかりましたが、難なくアパートは探せました。
田舎の学校となると交通の便や治安も悪かったりするので、十分に周辺のことについて調べることをおすすめします。
4.単純に寂しい、、、
教室に一人しか居ない外国人、入学当初はとても心細かったです。私のキャンパスでは珍しいアジア人であり、文化の違いから変に振る舞わないようにといつも周りの目を気にしていました。
私は地方の外国人の少ない環境で育ってきたので、てっきりアメリカでも自分はよそ者扱いされるのかと不安でしたが、MTCを通して出会った人達のおかげで考え方が変わりました。
しかし、留学生が持つような悩みはなかなか私の友達には共感してもらえず、胸の奥にあるちょっとした孤独感は消えませんでした。
また、授業中にネイティブしか答えられないような質問やディスカッションなどがあると、疎外感を感じたりしました。
アメリカの選挙投票の感想など自分の状況に当てはまらない質問にはその都度、教授に私の場合どう答えたらいいのか聞いていました。(後々自分で考えるようになりました。)
最後に
留学生のいない田舎の小さなコミュニティカレッジを選ぶと、このようなことがあります。
良いこともあれば同時に悪いこともあります。そんなリスクを覚悟して挑むことでたくさん学ぶことがあり、また人間的に成長することもできます。
昔は内気で自信の全くない私でしたが、この2年を経て良い意味で自分を変えることが出来たと感じますし、どんなトラブルでもどんとこい!っていう気持ちを持つようになれました。
留学生や日本人の少ない学校やアメリカの田舎での留学を考えている方に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
6/30/2019 ran