子守唄

月夜に照らされて 月ぬ美しゃの子守唄

デンサ節でようやく寝てくれたね

むにいざばつつしみ

ふちねふかいだしなよ

いいだしからまたん

ぬみぬならぬデンサ

一度口に出してしまった言葉は

二度と飲み込めない

しぃまむつぃとぅやむつぃ　

ふにぬりぃとぅゆぬみぬでん　

しどぅふなぐうやふぁすらにばならぬ

家をもつことは船乗りと一緒

親と子は揃わなければならない

あなたの産まれた島には素晴らしい謳が沢山あるんだよ

電気が無くても月明かりで

暮らせるね

名蔵に流れる水も止まる事はないから

暮らせるね

電気もガスも水も止められても

アスファルトに生えた草がみそ汁に入っていたのも

恐い役所のおじさんから怯えて暮らしていた時代も

白米が食べたかった時代も

公衆電話に走ったのも

昔々のお話。

辛い時こそ歌うんだよ。

悲しい時こそギターの音を出すんだよ。

そしたら真っ暗な部屋もなんだか寂しくないし心があったかくなるね。

十人十色、人を羨んだり貶しては駄目だよ。

人1人1人違うから素晴らしいんだよ。

悪口、陰口は言われても良いけど言ってはいけないよ。

人を傷つけるくらいなら自分を傷つけなさい。

この島はその傷も癒す場所が沢山あるから大丈夫。

さて、ミルクの時間だよ。

カワミツサヤカ