ふかせ マグロ 釣り方
こんにちは。
今日はフカセマグロの釣り方というか、
考え方についてです。
(ちょい長いです)
まずは基本的なフカセマグロの説明についてです。
フカセマグロは、まず目視やソナーで群れを探します。
コマセ船ではどちらかというと、下にもぐってる群れを探しますよね。
このふかせの場合は、どちらかというとルアーのように上側の反応を探すことのほうが多いと思います。
そして群れを見つけるとそこにイワシを撒き、
それを捕食するのを確認してからの餌投入という流れなのですが、
これを、絵で説明していきますが・・・
この絵についての突っ込みはやめてくださいね(笑)
こちら、先ほど書いた群れを確認した状態。
ここから↓
そして↓
このようにチャムを撒いた後、船は惰性?で前方に進め、
群れを船の後ろに着けるようにして撒いたイワシをマグロが捕るかどうかを確認します。
そして確認後、船長の合図で個々の付けエサ(イワシ)を、
一斉に投入します。
(これサバやムロなどの時は一斉ではなく、順番に下ろしていきます)
この絵で行くと、船に対して真横に糸が出いますが、
実際この時は、まだ船が惰性で前に動いているので糸は後ろ、後ろに出ていきます。
この時の自分餌の行く方向がしっかりと沖方向に、そして水中にしっかりと潜っていくようならバッチリ!!
でも、水面をパシャパシャ~~~とか、船下に潜っていっちゃうようだと、
その餌がマグロの泳層までたどり着くのはちょっと難しいかも??
このようになってしまった時には一度回収して、
針のさし方を丁寧にし直し、再度投入を!!
ただ、再度投入するときにまだ船が前方に走ってる状態の時は、
ほかの釣り人の糸が後方にびよーんって行っちゃってるので、
その状況で再投入をする場合は周りの糸をよく見て投入するとよいでしょう。
また再投入で、一番避けたいのは、
ほかの方々の糸をまたいで沖側に投げちゃうこと。
後ろ側にみんなの糸が出てる状態で、
胴の間から後ろよりの人がみんなの糸をまたいで外側に投げてしまったら、
船が旋回したときに、ほぼすべての糸を巻き込んだおまつりに発展してしまいますから!!
で、船が横を向きます。
糸が後ろに出てるなぁって思っても気にせず、
どんどん糸を出し、船が横向きになるを待ってあたりを待ちます。
このように船が横になるまでは、船が前方に動いているので、
普通にどんどん糸が出ていきますが、
横になったときはほぼ船は動かない状況になるため、
船の動きで糸が出る状況は終わり自分の糸は正面に出てる状態に変わります!!
ここからが重要!!!
この、船が止まった状況になっても糸がぶるぶるっと出ていくようなら、
イワシが自力で泳いでくれてる可能性大。
逆にここで糸の出が終わってしまうようなら、
何らかの原因でイワシが取れたか、弱ってしまっている状態。
ということで、イワシが元気に泳いでるなら、
リーチ確定!!
そのままマグロからのアタリを待ちましょう。
動かない場合は残念な場合がほとんど、
ちょっと確認作業をしてそれでも動かない場合はすぐに回収して、再度餌投入へ!!
再度餌投入の場合、
今度は船は動いていない状態。
なので、ほかの人の糸の方向をよく確かめクロスしないように投入。
この時も、エサの泳いでいく方向を確認して、船の真横方向(まっすぐ)に泳いでくれるように工夫して泳がせましょう!!
そしてあたりですが、
待っているときは基本、スピニングのベールを開けて待ちます。
これ、大島のサバでのフカセや、
南方でのムロアジフカセの場合は泳力があるので、
ドラグゆるゆるの状態で、ベールは閉じて待つのが基本です。
でも、イワシの場合泳力がないのでベールを開いてフリーの状態(サミング)で待ちます。
で、あたりは!!
ぶるぶる~~~っと、すごい勢いで糸が出ていくときもあれば、
ぶるぶる~、ぶるぶる~、って出ていったと思ったら、止まってを繰り返すようなときも。
どちらにしても勢いよく出ていくのであたりは明確なので、
ゆったりと待ちましょう。
この後、合わせはベールを閉じてフッキングするという流れですが、
そのフッキングまでの「間」は本などでは5秒くらいと書かれてますね。
僕の場合は、
ぶるぶる―と出始めたら、少し待ってから、
サミングのテンションを少しずつ上げていき、
「こんだけのテンションで握ってても出ていくんならかかってるでしょう!!」
ってとこでベールを閉じフッキング!!という流れ。
このようにするのはメリットがあって、
もちろんかかってるでしょう!!って確認しながらできてるというのもあるのですが、
糸がすごい勢いで出てる状態からいきなりベールを閉じると、
いきなりテンションからの締まり切れはもちろんですが、
ベールの返しミスがなくなる。
ということことから、僕はサミングテンションをやってからの合わせにしています。
だーっと書いてきましたが、
このように、このフカセの釣りは泳力の少ないイワシを使い、フリーで糸を出していく釣り。
釣り船屋さんの説明で「スピンングタックルでお願いします」と書いてあるのをよく見ると思いますが、
これは、このフリー状態で糸がよく出るのはスピニングだから!ということです。
餌がサバやムロなんかならば、泳力があるからベイトタックルでも大丈夫なんですけどね。
で、前回書いた「ミヨシ有利」や「トモ有利」というやつ。
それがこちら↓
潮を横に受けながらも船首をどの方向に向けるか??
これその時の風向きとかでも影響が出るから何とも言えませんが、
群れと潮に対して真横ならだれにでもチャンスがあるのですが、
Aの時のように後ろ側が群れに近い時は後ろ側有利。
Bのように船首が群れに近い時はみよし有利となる場合が多いですね。
ただこれも、群れが近くを泳いでいればそんなに関係ないし、ですけど。
あとはかけた後!!
自分にかかった魚がその流しの何番目か?
でやり取りがちょっと変わる???
コマセと違って、この釣りは上の魚をかける釣り。
コマセなんかだと、下でかけるから、割と魚は下に突っ込んで逃げることが多いですよね。
でも上でかけた魚は???
多分、ドラグが緩いと横に、
ドラグが強いと下に。
こんな具合で逃げてるように思うんです。
なので、自分が一番目にかけたならドラグを強めでやれば下に逃げていくので、
まずおまつりの心配はないかと。
問題はかけたのが2番目、3番目~~~の場合。
ほかのかけてる人の糸の方向を確かめ、
違う方向なら締める。
同じ方向???って感じの時は若干緩め。
という感じから初めて、
船長の指示に従って動きながらがいいでしょう!!
あとは、やはり相手はマグロ!!
コマセの時は電動で上げられても、
この釣りの場合はスピニングの手巻き( ゚Д゚)
やはり慣れていない人の場合は死にそう(笑)になるくらい引きます^^
なので、、、
頑張って巻き巻きしましょう(笑)
ということで、コマセ開幕よりも先にマグロに巡り合おうという方!!
こんなことを参考にしながら一足先にマグロを食べましょっ^^
ではでは!!^^