グリニョリーニョ品種
グリニョリーニョはイタリアのピエモンテ州を中心に栽培されているマニアックな黒ブドウ品種。
アスティとカサーレの間にある、モンフェッラート地域が発祥の地とされており各地でも栽培されているらしいですよ。
比較的に淡い色調で、酸味とタンニンが豊富に感じられ、最後にくるほろ苦さ特徴的なワインとなります。
私個人的にはネッビオーロとバルベーラの中間的な印象で、ブラインドでやるとネッビオーロと間違えそうな感じ。
グリニョリーニョの名称は、アスティの表現でブドウの実を意味するグリニョーレ(実に種が沢山あった事から)や、笑うの動詞グリニャーレが由来だとされているそうですよ。
ともあれマイナーな品種である事は間違いないですね。
今回は、バルベーラの革命児でもある『Braida』のグリニョリーニョを飲んでみました。
Braida Grignolino D’asti 2016 (ブライダ グリニョリーニョ ダスティ)
産地:イタリア ピエモンテ州
品種:グリニョリーニョ
色調:輝きのあるルビーレッド
香り:第1印象は華やか。熟したラズベリーやバラの香りに鉄などのミネラル感。干し草やほのかに丁子などのスパイスもあります。
味わい:アタックはやわらかく広がり、ドライでミディアムボディ。
中盤から豊富でやわらかい酸味と口を乾かす様な練れたタンニンが口中を広げアフターまで続きます。
フレッシュで華やか、バランスのとれたスマートな印象のワイン。長期熟成というよりは、フレッシュ感を楽しむ方が良いのかな。
ん、美味しい!
イチゴやラズベリーの芳醇な香りがグラスにいっぱいに満たされ、繊細な味わいが心くすぐられたワインでした。
ちなみに、グラスはブルゴーニュグラスが一番良かったです。
ふと、私が『グリニョリーニョ ダスティが…』って言ったら。
一緒に飲んでいた友が『アリよりのアリ?って言った?』だって(爆笑)
全然ちゃうやん。
あー、そう聞こえたのね…すまん(笑)