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鈴木桂一郎アナウンス事務所

6月11日(火)『67才の筋肉質の体とは』

2019.06.11 09:11

 ボディビル大会で競う、脂肪をできるだけそぎ落とし、カットを見せつける、いわゆる筋肉だけの身体は、67才の高齢者には、果たして格好いいものなのだろうかと、疑問を持っている。大会で優勝するには、限界まで脂肪を落とし、筋肉の中に血管が走り、筋肉繊維が、くっきりと浮き出た体が必要だが、私は、カットバリバリの身体よりも、日常の生活空間の中では、よりでかい筋肉に魅力を感じる。体にへばりつくように、一本一本の筋肉繊維が走る身体よりも、マスとして大きな筋肉が、体中のあらゆる部分に存在する体のほうが、私は好きだ。バルク至上主義、高齢者は、カットより何と言ってもバルクだと思う。

 映画ターミネイターで、アーノルド・シュワルツネガーが全裸で登場した時の迫力ある身体は魅力的だった。細マッチョやカットバリバリでは、迫力がない。バルクがないと、恐怖感も沸かない。

私は、全身を筋肉で固めて、バランスのいい、バルク型のでかい身体になりたい。60台になり、ボディビル大会で求められる筋繊維を殊更強調した、カット重視の筋肉質の身体は、私は欲しくない。私から言わせると異形で、魅力の無い体に思えるのだ。