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短冊ストライプの日。

2019.07.08 13:00
七夕やからね。

今から気づけば10年以上前になるんですけど、短冊ストライプを立ち上げました。ごまみんとです。

その時は大学の3回生で今とは違って海外に旅行に行く興味もなかったし、そもそもそんな蓄えも全くなかった中で、演劇やってる仲間と一緒にいるのが楽しいし、「もっと新喜劇みたいなん舞台でやりたいなー」っていうのもあって短冊ストライプをはじめました。代表の木下くん(当時・学園座)は制作で協力してくれていました。

4回生の時には『逆境ナイン』やりたいってなって、デザインやってくれてる小泉しゅんくん(当時・万絵巻)とかに声をかけて20人近くの学生劇団のメンツ集めて森ノ宮プラネットホールを満杯にしました。舞台も客席も半端ない熱量でした。

七夕やし、いろんな劇団のいろんな色が一つの模様になるって意味でつけた名前はあながち悪くなかったなと思いました。写真のメンバーもなんやかんやで3分の1ぐらいは今も演劇に関わってたりしますし。

出会いは学生らしく。それを繋げていく。

短冊ストライプを動かしている僕らが出会ったのは『それかん飲み会』という学生劇団の人が集まって親交を深めたり公演の宣伝をしたりする飲み会。飲み会のノリがここまで続いてると思うとほんまに不思議やし、ノリと勢いがほんまに大事やなって思ってます。

仕事を始めるとそのノリではなかなかやって行けなくなって、やっぱり僕らと同世代の演劇を本気でしてはった人たちも30代ちょい前くらいから解散していくのを見てきました。なんかさみしいなぁと2人で話しながらマイペースで30半ばまでやってこれてるのが割と不思議です。基本、木下くんが全部やってくれてるんですけど、今までイベントを通して知り合った人とかがいい人ばっかりでなんやかんやで細々とやってこれました。

4年で入れ替わるから、いい。

『部室さんとBOXくん』を前回にやったときにアンケートで頂いたのが、細々とでいいから毎年やってほしいというモノがなかなかの数頂きました。でも出来てなくて本当に申し訳ないなと思っています。ただ、4年に一回っていうのも意味があって僕的には好きです。

大学時代に先輩から聞いた言葉で、「学生劇団は4年で入れ替わるけど伝統は続いていく。良いものを伝えて行けばその劇団の質は上がるんや」と言われたことがあります。普通の劇団と違って学生劇団っていうのは新陳代謝が常に起きています。めっちゃ上手い俳優もすごいデザイナーもセンスある美術や照明や音響もなんやかんやで4年で入れ替わります。でも、そこにいる学生たちの熱量には変わらないものがあります。ずっと見てるからわかります。


ありったけの熱量で起爆剤を

そのそっくり入れ替わった学生劇団の人たちと、卒業してからもバリバリやってる先輩の熱量を合わせた化学反応で「関西の学生劇団で伝わってきたもの」というのができれば嬉しいなと思ってます。現役生もそうですし、卒業して演劇続けてる順調な人、続けてるけど行き詰まって悩んでる人も来てもらいたいです。この場に来てくれたあなたの熱量は必ず誰かにプラスになります。

短冊ストライプがどんな人たちかわからない人たちのためにToggetterでまとめましたので、こちらも見てもらって少しはでもわかっていただけたら嬉しいです。

https://togetter.com/li/1373997

「部室さんとBOXくん」、あと2ヶ月後の予定開けておいてくださいね。