吹奏楽アカデミーおさらい会
昨日の吹奏楽アカデミー合奏授業はいつもの合奏ではなく「おさらい会」を開催。
結構急に決まったイベントだったので、学生の皆さんは今レッスンしているエチュードを披露し、それに加えてアンサンブルを演奏しました。
考えてみるといつも一緒に演奏している学生のみなさんのソロを聴いたことがなくて、新鮮でした。印象的だったのは、音色が美しいこと。合奏していても良い響きだな、といつも感じています。
講師は講評を書いて(審査ではなく!)全員に渡しました。
技術的なことはもちろんこれからずっと追求していくのでそれは問題ないとして、最も気になったのはステージマナー。
入場するところからお客さんはよく見ているわけで、歩き方の速度や姿勢、表情。そして挨拶。お辞儀の角度やそれにかける時間や目線。これは、教わるというよりもプロの演奏をどれだけ見ているかに影響されると思います。ステージは単に演奏する場ではなく魅せる場ですから、たとえそれが身内のおさらい会であっても同じです。どれくらいコンサートに行ってるのかな。
今年度の吹奏楽アカデミーは、金管楽器の学生は1名なので、じゃあ、金管アンサンブルでもしようか!と講師5名+学生1名で発表もしました。
気楽に決めたわりには本番、妙に緊張しまして。サックスの小串先生もおっしゃっていましたが、この場所って20数年前に入試で演奏した場所なんですよね。いつも合奏の授業ではパイプオルガンに向かって演奏していますが、こういった発表の場になると180度回転してひな壇が客席になる。この見下ろされている感じ、そしていつも一緒に演奏している講師の先生や学生さんの前という状況がより緊張感を生み出したのかもしれません。
さて来週はいよいよ吹奏楽アカデミー初となる演奏会です。
一般の方もご来場いただけますので、ぜひお気軽にお越しください。
本番を控えてのおさらい会はとても有意義だったと思います。来週も楽しみましょう!
荻原明(おぎわらあきら)