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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(最愛⑥)

2019.07.11 03:00

遠くで雷が鳴っている。




レストランの窓から乃愛が空を眺めている。




「ねぇ、ママ?」




振り返ると、剛典が理太のオムツを替えている真っ最中だ。




すぐ隣で隆臣がその様子を、物珍しそうに覗きこんでいる。




乃愛は理愛を探す。




向こうから世にも美しい人影が現れた。




「剛典さん、タクシーもうすぐ来るって」




「そう?じゃあオムツ替えたらお家に帰ろうね、理太」




「たいたい😡」




「いてて💦髪引っ張らないで、理太」




「パーパーブーブー😠」




「リーリー可愛いね♪」




隆臣は理太の側でニコニコしている。




「やんちゃだけどね💦」




「誰に似たのかしらね?理太」




剛典の隣に来て、優雅に頚を傾げた理愛に、乃愛がまた呼び掛けた。




「ねぇ、マーマってば‼️」




「ん?どうしたの?乃愛」




「早くこっち来て‼️」




「なにか見えるの?」




理愛が銀髪を揺らし、レストランの窓際にやって来た。




「あそこ見てぇ!お空光ってるでしょ?」




「ほんとね、あの辺りは隆二さん達が…」




「るーたん大丈夫かなぁ?」




「なにか見えたの?」




"なにか見えたの?"




理愛は時々乃愛と不思議な会話をする。




「ん~💦わかんないけどぉ、気になるの」




理愛は窓際の椅子に座り、乃愛を膝に乗せ、巻き毛をくるくるしながら優しく尋ねた。




「隆二さんのこと、好き?」




「だぁい好きよ、ママ」




「そう…」




「しゅぐにママくらいおっきくならないかなぁ?」




「おっきくなってどうするの?」




「おっきくなったらね、るーたんを迎えにいくのよ」




「迎えにいってどうするの?」





「膝枕してあげるの」





「悲しそうだから」





「そうなのね…」





乃愛が空を見上げると、大粒の雨が落ちてきた。






「るーたん…」






つづく