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エントリーシートを一枚も書かずに24歳で年収1000万円になった話 パート2『怒涛社会人編』

2019.07.10 14:41

前回『舐め腐り就活編はコチラ』

こんにちは。北山です。

この上の画像が怪しい情報商材っぽ過ぎて、Twitterで宣伝したらフォロワーが減りました。悲しいです。

以下本編です。


そんなこんなで僕が入社した会社は、中古の投資用マンションの会社。

『投資用マンション』とは、賃貸が入ってる状態のマンションの事を言うのですが、ざっくり中古のマンションを売り買いをする会社、くらいの認識で問題無いです。

基本的な仕事としては電話営業がメインです。

ハチャメチャに電話をかけまくります。

一日300~400本くらいは最初は電話を打ちまくります。

ハチャメチャが押し寄せてきますね。でも、泣いてる場合じゃないんです。社会人だから。


マンションを持ってるオーナーさんに電話をして、「ご所有のマンション売却しませんか?」って言いまくります。

電話に出ない・本人いない・無言でガチャ切り・「売らない」ガチャ。が九割ですが、たまに「売ってもいいかな」って人がいるので、希望の金額で売却の依頼を受けます。


相場1000万円のマンションで、オーナーの希望の売却価格が1200万円だった場合は、1200万円でネットに掲載したり売り出してお客さんを探します。

でもどうせ売れないのでしばらくしたら「やっぱ1200万じゃ無理ですよ、1100万に値下して売りましょう」と提案して売り出し金額を下げて、950万円くらいで購入希望者が来たらオーナーさんに「こんなもんよ」と言い、買主さんには「もうちょい金額あげてよ」とお願いして980万円で売買を成立させたりをする感じです。

これで手数料を貰ったり、買取をして販売をした差額の売り上げを出したりするのが基本の仕事です。

なので最初はひたすらに電話を打ちまくります。


入社して二日目にして「よし、じゃあ電話営業してみよっか」と悟飯の修行中のピッコロさんバリのスパルタで電話をさせられます。

でも、僕は結構この電話営業が好きだったので、そんなに苦ではありませんでした。

人の話し方を聞いて真似したり、(これは最強の話法を閃いてしまったな…)と試行錯誤するのが割と楽しかった思い出があります。

このエピソード、成績が上がりそうな奴のエピソードっぽくないですか?

でも僕は、めちゃくちゃ成績悪かったです。

上のエピソードあるのに?って思いますよね。

その会社では役職に「社員見習い」と「社員」というのがあって、三か月間で規定の売り上げを出したら見習いが取れて給料が上がったりやれることが増えたりするのですが、社員に上がれたのは同期20人中19番目でした。

九か月かかりました。


その間は成績上がってないのに朝のスピーチで「世の中変えるんで、ヨロシク」とめちゃくちゃイキり散らかして『チェンジザワールド』というあだ名が付いたり、成績が上がってないのに早く帰るわ、部長の飲みの誘いを「なんか、気分じゃないので帰ります」と断ったりとやりたい放題でした。


ちなみに同期は入社半年後まで、月一人のペースで会社を辞めていきました。

なので、僕が社員になる頃には6人辞めてました。

バリバリの営業会社なので、合わない人はどんどん辞めました。


僕は数字が上がらなかったのに(いや、俺やで…?)と謎の自信があったのでニコニコ働いていました。


そして社会人1年目の冬、スーパーラッキーが重なって3か月間めちゃくちゃ大きい案件を僕が引き続けました。


その会社では、6か月区切りで半期が区切られていて、半期で規定の数字を超えると主任に昇格できるのですが、一気にその主任数字を突破するくらいの大きい案件です。

僕の直属の課長と部長が集まって「アイツ主任にしていいの…?」「いやぁ…?」と会議が行われました。


話し合いの結果、初級を脱するのに9か月かかった僕は、その後3か月で主任になってしまいました。

社会人二年目、僕の他に主任になったのは同期で三人。

明らかに僕だけラッキーで主任になりました。実力不足ビンビンです。

笑止ビンビン物語です。


二年目の僕の上司になった先輩が僕の生涯で尊敬する先輩の一人『武田さん』です。

この先輩の何が凄いって、頭が良くて何を質問しても絶対に教えてくれるし、自分が知らない事でも調べて教えてくれるのですが、僕が武田さんを尊敬してる最大の理由が

めちゃくちゃ変人だからです。

武田さんってめちゃくちゃ変人なんですよ。

というか、めちゃくちゃ空気読めないタイプの人なんです。

たまにいますよね。飲食店で頼んだ料理がちょっと出てこないとすぐ店員さん読んで「すみませんもう〇〇分来てないんですけど」って怒る訳でもなくロボットみたいに言う人。

あのタイプなんです。バリバリの変人だから入社してすぐは社会人マナー無さ過ぎて、イカれてると思われてた人なんです。


変人で空気読めない超論理的思考のコミュ力低いサラリーマンなんです。

女の子の部下が要点を掴んだ話しが出来ないと「チッ 殺すぞ」って陰キャなのに面と向かって言うんです。ヤベェ奴ですよね。


でも僕が大好きで尊敬してるのは

変人の要素を上手く操って、物凄く仕事が出来るように超進化してるからです。

武田さんは通常の人間なら気まずくて言えない事も死ぬほどハッキリ言うんですよ。

お客さんとか、相手の業者とかに。感情を無視して結論まで最短の論理を使ってフルパワーでぶん殴る交渉をするんです。

こんなに自分の変さを力に上手に変換できるんだぁ…、と感動しました。


その変人武田さんの下で教えてもらったおかげで僕は、何とか主任に食らいつく事が出来ました。

これが社会人二年目の話です。

ちなみに社会人一年目の年収は330万くらいで、主任の二年目で年収は730万くらいでした。

そして、二年目後半から三年目の『更なる昇格、そして転職編』に続きます。

何のプロットも無しに書いてるので、気分で変更になるかもしれません。