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はちどりphoto

シリアが平和になった時のために 日本から学びたい

2019.07.10 21:45

シリアの男の子と待ち合わせをして話をし

シリア人が多くいるという界隈を歩き

シリア料理を食べに行き(どれもこれも絶品)

シリアのお菓子屋さんを見に行く

というシリア尽くしのトルコ2日目を過ごしました

(写真はお菓子屋さん。美味!!)



この アタルくんという男の子


今もし警察が来てIDを確認されたら

IDがないので(不法滞在状態)捕まって

シリアに送り返されてしまう


という状況の中

イスタンブールの端から

Fatihという地域まで来てくれました





彼は日本が好きで

アニメやインターネットから独学で日本語を学んでいる23歳


現在 日本へ留学できる奨学金の申請をしています

この申請は3回目

2年かけて2回落選し 今また結果待ちだそうです



なんでそんなに日本が良いのか不思議でした

ヨーロッパの方が近いし行きやすい


それに彼にとって

外国人がたった2%しかいないという日本よりも

ヨーロッパの方が過ごしやすいのではないかと思いました


でも

「日本以外考えていない」

というのが彼の答えでした



「将来 シリアにまた平和が訪れたときに

日本の戦後の発展はとても参考になる

どう発展してきたのか、そして文化を学ぶために日本に行きたい」


それが理由でした




これまでお会いしたシリアのほとんどの方が

「帰りたい」と言うことを避けている感じがありました


「いつか平和になったら

シリアに戻りたいですか?」

と聞くと

「平和はしばらくこない」

という返答を何度も聞きました


そこには

絶望や悲しみ、

今を耐えるために大事な故郷を想わないようにようにする精一杯が

見え隠れするようでした




アタルくんは23歳

未来を担う人材です


シリアを支えていく年頃です




未来にフォーカスしているから

政治的に不安定な今のトルコでの生きづらさや

たまに受ける差別も気にならない

と凛としていました



シリアにこんな人材がいることを

誇りに思ってほしい


彼みたいな人に会うとシリアの未来が少し明るく見えてきます


破壊ではなく

避難でもなく

構築に向けて動こうとしている人




もっとたくさん話したけど

彼と別れてから

「もっと知ってほしいことがたくさんあるので教えます」

と連絡がきたので

それを待つことにしますw


今回のトルコでの目的に

「リトル・ダマスカスに行く」

というものがありました


ツテのなかった私の唯一の明確な目的地ですww


クレイジージャーニー御用達の

ジャーナリスト・ゴンザレスさんが行ったという記事を見つけたので

これは行かねば!だったんです



だからそれがあるとされるFatih地区のホテルを選びました


でもFatihは広いので

そこがどこか分かるまで時間がかかるという覚悟で。



それをアタルくんに話したら

「それここですよ」

ってことでミッションクリア



明日から何して過ごそう←