【永久保存版】ベンチャーへの転職活動前に知るべき情報まとめ
これからベンチャー転職を目指す方の中には、
・「ベンチャーに転職したいけど何から初めていいか分からない」
・「自分はベンチャーに向いているか知りたい」
・「周りにベンチャーで働いている人がいないから、相談できる人がいない」
こんなお悩みをお持ちではないですか?
当社ポテンシャライトは、ベンチャー企業に特化した採用コンサルティング事業を運営しています。
ベンチャー企業160社の人事をしているなかで、ベンチャー転職に成功する人、失敗する人を間近で見てきました。
その実態を、今回のブログでは大公開します。ベンチャー転職の第一歩として、ぜひ一読ください!
具体的には
の順番にご紹介していきます。それでは、いってみましょう!
ベンチャーで働くメリットとは?
そもそもベンチャー企業で働くメリットとは何でしょうか?
まずこちらから見ていきましょう!
経営者との距離が近い
大企業にお勤めですと、入社から退職まで一度も直接経営者と話す機会はないかもしれません。
経営者は、あなたの顔と名前が一致しないかもしれません。直接経営者と一緒に仕事ができる人はほんの一握り、よほど出世しない限り無理でしょう。
仮に昇進を重ねたとしても、その時あなたは何歳になっているでしょうか?
ベンチャー企業ですと、入社前の選考段階から経営者と直接話す機会があります。
同じフロアで仕事もできますし、直接仕事の相談や提案ができます。
そして、今日経営者が何をどんな風に考えて動いているのかを、近くで見ることができます。
スピード感がある
大手企業ですと、何も決まらない会議の参加や、誰も読まない資料の作成などがあるでしょう。ビジネスのアイディアがあったとして、それが実現するのには数年かかることも多いです。
あなたが何年も温めてきたアイディアが、実行に移せぬまま企画倒れすることもあるでしょう。
ベンチャー企業は、「即断即決」。決裁者は目の前にいますので、あっという間に実行ができます。
裁量が大きく存在価値を感じられる
そればかりか、あなた自身に付与される権限の大きさに驚くでしょう。
大手にいらっしゃると、自分は組織の歯車で、自分がいなくてもいいのではないか?と感じている人も多いです。
しかしベンチャーは少数精鋭です。
1人の人間がありとあらゆる仕事を裁量をもって進めています。
ですから、あなたは自分の手でサービスを作り、ユーザーに届けている実感を感じられます。
実力主義で昇進のチャンスが速い
大手企業ですと、ある程度の年功序列があり、それに応じた給与体系が確立されています。大抜擢はほぼなく、上のポストが詰まっていて、ミドル(40-50代)になってもマネジメントを経験できないというお悩みも多いです。
ベンチャー企業ですと、年齢は全く関係ありません。
若手であろうがベテランであろうが、成果で評価されます。成果に応じて給与が検討されるため、年齢に関係なく実力で勝負ができます。
経営者やマネジメントレイヤーの方自体がお若いことが多く、年上の部下や、年下の上司をもつケースがあります。
新しいことに挑戦できる、アイディアを活かせる
ベンチャー企業ではルールやマニュアルがないので、慣習や既存のルールに縛られることはありません。
仮に、ルールがあっても、より良いアイディアがあれば、変えていくことが望まれます。アイディアはどんどん発言してよい環境です。
また先述のように根回しも少なくて済み、経営者も即決してくれますので、どんどん実行ができます。
仕事の幅が広い
基本的には人材不足なので、社員の多くは専門領域だけではく、マルチタスクで様々なことをこなしています。
営業としてジョインしたけれども、社内の人事制度を作る業務も参加している。経営ボードとして参画したけれども、プレイングも行なっているなどです。
仕事に意欲的な社員が多い
成果を出すことに熱心で、仕事に対して意欲的な人が多いです。
「あと●時間で定時だ」と考えながら仕事をしている人はほとんどいません。
また、周囲が成果を出すことに協力的で、一緒に働く人を大事にしている方が多いです。
ベンチャーへの転職に向いている人
そんなベンチャーで働くのに向いている人は、どんな人でしょうか?ベンチャー企業の採用コンサルティングをしていて実感している3つのタイプをご紹介します。
ルールに縛られず、変化や新しいことを楽しめる人
既存のルールにとらわれず常に最善を求めて変化できる人、新しいことに挑める人です。
ベンチャー企業では常に改善が求められ、高速でPDCAを回していきます。ですから今週MTGで決定したことと、全く違う施策で来週動くことも多いです。
また、新しいタスクやプロジェクトが次々に発生します。同時進行で進めていきますし、前例がないので気力体力ともに大変です。
青春の再来、毎日が学園祭の準備と表現する人もいます。このカオスな状況が楽しい!と思える人は、向いています。
自己管理、自走ができる人
上記のように、新しいプロジェクト、突発のフロー変更、未知の問題への遭遇など、予想やコントロールが難しい環境です。
その中で、タスクの優先順位や重要度を瞬時に自分で判断し、スケジュール管理をしなくてはいけません。
また、どうしても業務量が多くハードワークになりがちなので、自分で体調やタスクの管理をする必要があります。上司の指示待ちではなく、自分で自分をコントロールできる方は向いています。
課題解決力があり、行動に移せる人
課題を解決するアイディアを次々に考えなければなりません。
高速で次々に考え続けるのは、とてもパワーがいります。
そしてアイディアだけでなく、それを行動に移せることが重要です。
何か問題や不満があった場合、文句や言い訳で終わらせるのではなく、自分の頭と行動で解決まで邁進できる人は向いています。
ベンチャーに転職するのは不安?
ベンチャー専門のキャリアカウンセラーとして、日々みなさんの相談をお伺いしていると、大手から転職される方はこのようなことに不安を感じています。
スキル面:即戦力で活躍できるだろうか…
大手にいらっしゃる方は、先輩や同期もたくさんいて、教育体制も整っているでしょう。ベンチャー企業は少数精鋭。あなたが、ご自身の職種で第1号として入社することもあります。
・入社後すぐに成果を出せるのだろうか?
・大手企業でやってきたことは、入社後に通用するのだろうか?
と不安を感じて方が多いです。ただ、ベンチャーですと経営陣に直接相談できることが多いので、頻繁にアドバイスをいただけると思います!
人物面:経営者や社風との相性が良くなかったらどうしよう…
人との相性は、個人の感覚による面が大きいので、求人票やHPから情報を得るのが難しく、どこを受けたらいいのか分からないとおっしゃる方が多いです。
・ベンチャー企業は経営者との距離が近いのはいいのだけれども、経営者と相性が良くなかったらどうしようか…
・大手だと色んな人がいるから自分と合う人も探せるけど、ベンチャーだと同じ人と一緒にいる時間が長いから、社風に馴染めなかったらどうしよう…
こんな不安をよく伺いますベンチャー企業では、社風やビジョンへのマッチ度を選考でしっかりとジャッジすることが多いです。ですから、入社してギャップを感じる場合は、意外と少ないものです。
環境面:労働時間が長いのではないか…
・朝から晩まで、土日も関係なく仕事するのは躊躇してしまう
・子どもがいるから、働ける時間に制限がある
こういった不安も多いです。多くの業務を少ない人数で回しているので、どうしても業務過多な面は否めません。
ただし、ベンチャー企業は生産性を重視するケースが多いので、成果をしっかり出せれば、裁量をもって働き方をコントロールできるところが多いです。
ベンチャー企業の年収は?
ベンチャー企業について調べる中で、年収について詳しく知りたいという方もいらっしゃると思います。
ベンチャー企業の平均年収やボーナス事情、ベンチャーに転職すると年収は下がってしまうのか?など、以下の記事で詳しく解説しております。ぜひご一読してください。
ベンチャー企業へ転職した成功事例
ベンチャー企業への転職が大成功だった人は、どんな人なのでしょうか?例えば、こんな事例があります。
色んな企業に足を運び、自分と似た属性の社員に会っておいたAさん
・ご経歴と転職活動:
大手広告代理店からベンチャーへ転職を希望していた20代女性Aさん。
10社ほど面談に足を運び、自分と同じように大手から転職した社員の方に積極的に話を聞くようにした。内定は3社もらったが、内定後にも再度面談や会食をしてもらい、最も良かったベンチャー企業に入社。
・転職後:
イメージギャップや不安が少なく、すんなりとチームにフィットできている。
・転職の成功理由:
Aさんが成功できたのは、複数社を比較検討したうえで、自分の価値観を明確にし、ベストな選択ができた。
特に、初転職の方や若手の方は、転職後はこれまでの働き方や慣習、常識が異なるので注意が必要です。
また、お子さんがいるママさん、未経験業界やキャリアチェンジに挑戦する方も同様です。最低5~10社様のご面談に足を運び、入社後のイメージを具体的にわかせておきましょう。
ベンチャー企業への転職で後悔した事例
逆に、ベンチャー転職で後悔された人の具体例をご紹介します。
1社だけ受けてフィーリングで入社を決めたBさん
・ご経歴と転職活動:
人材紹介会社で営業マネージャーをしている30代男性のBさん。
たまたま1社だけカジュアル面談に行ったベンチャー企業で、面接官とフィーリングが合って入社を決意。
・転職後:
入社前に聞いていた職務内容や、昇給や昇格の仕方、残業時間などが違っていて、勢いで決めてしまった転職を後悔している。
・転職の成功理由:
Bさんが失敗したのは、良く検討せずウマが合うといった曖昧な基準で決めてしまったこと。
自分の中で何を大切にしたい転職なのかがふんわりしていて、情報収集が不足していると、あとあと後悔することになります。
ベンチャーへの転職で失敗しないためには?
ベンチャーへの転職で失敗しないためにはどのように行動していけばいいのでしょうか?
一番大切なことは、転職の目的を明確にすることです。
転職の目的が明確になっていないと、入社後に後悔することが多いです。目的は深堀りして考えておきましょう!
・スキルアップをしたい
⇒いつまでに何をどのようにスキルアップしていくのか、スキルアップしてどうなりたいのか?
・年収をあげたい
⇒年収アップになる評価の軸は何なのか?市場からみて現在の年収は妥当なのか?年収をあげてどうしたいのか?
・社風や人がマッチする会社で働きたい
⇒逆に働きたくない会社とはどんな会社か?部署が変わってもマッチできるか?同じマッチ具合なら2番目に重視するものは何か?
このようにイメージして紙に書いてみるのもいいでしょう。
あなたの目的がクリアになったら、それが実現できそうなベンチャー企業を探していきましょう。ベンチャー企業といっても、1社1社まったく違うので求人票だけで判断せず、直接お話を聞いてみるのがオススメです。
その中で最もあなたに合うベンチャー企業を選びましょう。
自分に合ったベンチャー企業に転職する方法
最後に、自分に合ったベンチャー企業に転職する方法をお伝えします。具体的に何をすればいいのか、ぜひ参考にしてください!
(1)カジュアル面談や採用イベントに足を運ぶ
ベンチャー企業ではカジュアル面談や採用イベントを積極的に行なっています。
履歴書や職務経歴書の用意がまだでも、参加できるものも多いです。
まず、ベンチャー企業の雰囲気を知りたい、オフィスや社風を感じてみたい方はオススメです。
転職活動に使えるビジネスSNSの「Wantedly」や、IT/Web業界を中心とした求人を見られる「Green」などの媒体に登録するのもおすすめです。
また、ベンチャー企業はインターネット上に求人がでてないこともあります。ですから、なるだけ企業とコンタクトを取ることをオススメします。
- 求人票を作る余裕がない
- そもそもどんな人がマッチするか企業が分かっていない
- 突然そのポジションが必要になった
などなど。あなたのような人材がいると企業に認識していただけると、検索しても出会うことができないポジションを打診いただけるかもしれないのです。
(2)なぜ転職したいのか、転職先で得たいことを明確にして、面接で伝える
カジュアル面談やイベントを通して、色んな人のお話を聞けるかと思います。
最初からやりたいことがハッキリしている人は少ないですが、実際に企業とお話をしてみると、
- あなたにとって実現したいこと、好きなこと
- あなたにとって重要ではないこと、嫌なこと
が次第にクリアになってくると思います。それを遠慮せずに、面接の場ではお話してみましょう。
転職活動は、内定を獲得するのが目的ではありません。本当の目的は、入社後に待っています。面接の場であなたのWILL(やりたいこと)を話しておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
(3)ベンチャー業界に詳しいエージェントに相談する
そうはいっても、自分のやりたいことを言葉にするのは、とても難しいですよね。そんな方は、転職のプロ、キャリアのプロである、転職エージェントに相談するのもオススメです。
ほとんどの転職エージェントは無料カウンセリングを行なっていて、日々多くのかたのやりたいことを伺っています。一度足を運んでみるのがいいでしょう。
ポテンシャライトは創業4年で160社のベンチャー企業の採用コンサルティングをしてきました。その中で、ベンチャーに転職したい方、ベンチャー転職に成功した方、失敗した方の生の声を聞いてきました。それをもとにお悩みについて、丁寧にお答えいたします。
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