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マヤ

レンタ彼氏『OMI43』

2019.07.12 07:07

サエコと別れて帰路に就いた。





最寄り駅に到着すると22時を過ぎていた。





線路づたいの歩道を通り、あの公園に差し掛かった。





前も後ろにも人影はない。






公園の中を通り抜けた時、ゆっくり影が動いた。





「お帰り、遅かったな」





「臣くん…待っててくれたの?」





「約束したろ?…おいで」





彼に誘われるまま、その腕の中に飛び込んだ。





「今日も家にくる?」





「そだね、コンビニ寄っていい?」





「いいよ」





ふと、彼の首筋に手を伸ばした。





「傷、大丈夫?」





「大したことないって」





間近でその美しい顔を見つめる。





「今日もハードだった?」





「うん、久しぶりの現場だったから、ちょっと気合い入れすぎた」





「そう…」





それ以上は何も聞かないことにした。





その方がいいと思った。





「ねぇ?」





「なに?」





「キスして」





「ここで?」





「うん」





「いいよ」





彼は私の髪をかきあげ、唇を合わせてきた。





ゆっくりと、優しく愛撫するように、深いキスを堪能する。





「続きは後でな」





「そうね、帰ろっか?」





「なぁ?」





「なに?」





「辛くても生きてると、いいこともあんだろ?」





「うん」





手を絡ませて歩き始めた。






「明日も迎えに来て欲しいか?」





「うん!待っててくれる?」







「毎度あり」






to be continued…