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「教えると伝える」のこと。

2019.07.13 20:14

昨日放送のTBS「音楽の日」に出演されていたNEWSのバックコーラスのメンバーの指導に、すこしだけ携わらせていただきました。



自分が人に何かを教えるときは

自分が先生や先輩から何かを教わったときに嫌な思いをした経験を生かして、できるだけその真逆のことをやるようにしてます


理不尽なほど、高圧的に怒鳴られたり、蔑まされたり、不快な思いをしたこともあったから


僕は逆に、できるだけ穏やかに、でも甘くなりすぎないように、しっかりと内容が伝わるような言い方を工夫したりしています


自分はこういう風に教わったのだから、同じように教える

自分はこういう苦労をしたのだから、同じような苦労をさせる

自分がこういう目に遭ったのだから、同じ目に遭うべきだ


なんかそれって、違うなって思う。



自分がされて嫌だったことは、相手にしない


っていう基本的なことを、20歳代から上の大人といわれるひとは、どのくらいできているのだろうか



僕は教えることは得意じゃないけれど


伝えることに関しては、ある程度トレーニングされてきた気がする。



教えることと、伝えることは違うし


教えることと、育てることも違う



ゴールがあれば、そこまでのことを考えていればいいけれど


ホントに大事なのは、ゴールのそのまた先のことなので


あんまり短絡的に結果を求めていると、痛い目に遭いそうな気がする。


そこのアンバイがとても難しい。



思うのは、経験が想像力を働かせるので、想像できることは経験者の特権。


想像は、自分を助けてくれるし、何よりも強い味方になってくれる。



どこまで質の良い経験を提供できるか


どこまでより良い答えに導いてあげられるのか


どこまで役に立つ時間や言葉をあげられるのか





中には、私は厳しいぞ。という態度の先生もいる。


このパターンには、厳しい自分に酔ってるひとが、少なからず、まぎれている。


人に厳しくすることで、気持ちよくなってる人。。


厳しい人 イコール 良い先生とは限らない。


そういう先生から学べることは、自分目線ばかりではなく、どこまで相手の立場になって、適切な対応ができるか。


何が適切なのか。


自分は正しいと思い込むのではなく、色んな尺度で物事を考える。



どんなことにだって、きっと学びはある。



反面教師も、ときには役に立つ。


自分ならどうするのか。




昨日も新聞の記事を読みながら思ったけれど


自分の将来像を明確にするのに、必要なものは、たぶんキャリアパスポートではないと思う。

つか、そんなものがあれば解決するような人は、きっかけさえあれば、考えることができるひとなのだとおもう。


そうじゃなくて、今不足していることは本人たちが色んなモノや人に対して「興味を持つこと」と「尊敬できる人や憧れる大人」だと思う。


だから、反面教師が多くてもダメよ。



僕は今生きている人間として、強く思うのは、年下の人から、尊敬される人にならなくてはいけないなということ。


少なからず人前に立つ人間としても、それは責任だと思っている。



まあ、単純に尊敬されたいってのもある。笑



だけどさ、そういう人が身近にいないと、僕を含めた若い人はどこに進んでいいのかわからない。



それだけでも、だめで、その身近なひとに対して興味がなければ、刺激にもならないし、参考にもならない。


学びにならない。



それが、キャリアパスポートだけでは解決できない課題だと僕は思いますわよ。



とはいえ、僕はそんなに教える立場になる機会は多くないので、またそういったことがあれば、どこまで質の高い時間や言葉を与えられるか、というところが僕自身の質に関わるのだろうなと思う。


まだまだだなあ。

がんばろ。


[今後の活動予定] 

《ソロライブ》

7月26日&8月6日 たまフェス2019@たまプラーザテラス

9月15日 Rei's Cafe Vol.4@Nose art garage

10月6日 Rei's Cafe Vol.5@歌酒房 農家

《サポートライブ》

7月17日 RENサポート@The OCEAN'S BAR

《参加型セッション》

7月23日 Acoustic Jam Sesson@Nose art garage

《ラジオ》

8月1日 劇団マチダックスの1,2,3,4!@FMHOT839