自民党の活力を奪った「政治改革」が安倍1強の生みの親!
令和でも止まらない 日本の劣化
【転載開始】
■自民党の活力を奪った「政治改革」が
安倍1強の生みの親
公開日:2019/07/14
中選挙区制の時代、自民党の派閥は
体育会系であり、戦闘集団だった。
だが、今の派閥は文化系サークルで
あり、「羊の群れ」。
その結果、石破派を除くその他すべて
の派閥は「安倍1強」にひざまずき、
裏では批判めいた言動をしても、
表に出ると「安倍礼賛」に終始する
情けない存在になり下がってしまった。
もちろん、「三角大福中」という
言葉に代表されるかつての派閥政治
には弊害もあった。
総裁・総理の座を巡る激しい争いの
中でカネが飛び交い、そのカネを
調達するために利権を漁り、不正な
資金調達に手を出すというのもその
ひとつ。
加えて言えば、派閥人事によって、
とても適材適所とは言えないような
人物が閣僚の椅子に座ることも。
ただその一方で、当時の派閥には
それなりの効用もあった。
まず、派閥が教育機関の役割を果た
していたことだ。
覇権を競い合っていた各派だった
だけに、自派の戦力増強は重要な
要素。
そのためには派閥のメンバーが選挙
に強くなり、政治家としての能力も
高める必要がある。
そこで、各派は新人や若手に対し、
先輩、幹部が徹底的に教育を施して
いた。
また当時の派閥は、理念や政策の
面でもそれぞれ特徴を持っていた。
例えば田中派や大平派は「保守本流」
の流れをくんだ穏健保守路線だった
のに対し、福田派や中曽根派は
「保守傍流」でありタカ派保守路線
をとっていたことなどはその典型
だろう。
そうした路線対立が時に抗争となった
一方で、結果的にバランスのとれた
政権運営につながっていたことも事実。
何より、派閥間の競い合いは党の
活力の再活性化を生み出した。
ではなぜ、派閥は変質してしまった
のか。 理由は政治改革にある。
中選挙区制時代の派閥を構成していた
要件は3つ。
「カネと選挙とポスト」である。
派閥が資金を提供し、選挙では公認の
獲得から選挙戦の全面支援まで。
当選すれば希望のポストを与える。
その代わり所属議員は上の命令に絶対
服従。
だが、選挙制度が小選挙区中心となり、
公認は党の執行部の権限に。
政治資金に対する規制が厳しくなる中、
政党交付金頼りになったことで派閥の
効用はほとんど消えた。
時の権力者のご機嫌をうかがわなけれ
ば公認も取れず、カネももらえない。
野党は今、かつてないほど弱体化
してしまった。 ライバル不在の中、
自民党内にこそ 激しい政策論争や
路線闘争が起きな ければ、
政治に緊張感も活力も生ま れない。
にもかかわらず、無気力な派閥が 支える
「安倍1強」という独裁政治 がまかり通り、
政治はどんどん劣化 していく。
【転載終了】
************************
益々、政治屋だらけになってきた
ということでしょうかね。
いい例が、先日の国会演説と
政見放送時の三原じゅん子議員の
おべっかですね。
国民からも「恥を知れ」と野次が
飛んでいましたが、恥ずかしい
限りです。